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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

真空管ラジオ Toshiba 6UA-16 の修理

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もう10年以上前になると思いますが、知人に真空管ラジオをいただきました。
Toshiba 6UA-16 という機種で、60〜70年前に製造されたものだと思います。 いただいたときはスイッチが壊れていたり、ダイヤル糸が切れてはいましたが、 一部の部品が交換してあり、音は鳴る状態まで整備していただいてありました。
ずっと実家に預かってもらっていましたが、10年ぶりに電源を入れたところ、受信はするのですが耳を澄まさないと聞こえないくらいの音量になっていました。コンデンサーが抜けたりして危ない状態だと考え、とりあえず修理してみることにしました。


6AU-16 手をつける前

手をつける前の写真です。せっかくなのに、木箱に入った状態を撮していませんでした...
見ての通り全体的に錆びていて、いかにも調子が悪そうです。真空管だけは掃除したのでピカピカになっていますが(笑)
木箱は重たいので、実家においてきてしまっています。

裏を見てみると、こんな感じでかなりぼろぼろです。
ペーパーコンデンサが見るからに悲惨ですね...

6AU-16_Before

このぼろぼろのペーパーコンデンサを、秋葉原で購入した新品のフィルムコンデンサに置き換えました。
6AU-16 After

とりあえずここまでの時点で電源を入れてみましたが、やはり音が小さいままです。
右上にある電解コンデンサが出力管に繋がっているのでそれが怪しいと思って、交換してみました。
結果少しマシになりましたが、もう一息という感じでした。
(実際外したコンデンサを測ってみたら、容量抜けてましたし...) 

50uF 交換

最終的に、 検波と増幅の前段に使われている6Z-DH3の接触不良も原因だったようです。
6Z-DH3をグリグリとしたら、大音量でラジオを受信することができるようになりました。

ついでなので動かなかったロータリースイッチもバラして修理しました。
これまでは電源OFFはコンセントを抜くしかありませんでしたが、ちゃんとスイッチで切れるようになって、しかもトーンコントロールまでできるようになりました。

嬉しくなって、PU 端子に iPhone を繋いでしばらく割れた音楽を聴いていました。
PU端子で再生

インピーダンス整合をとるために最適なインプットトランスがないので、音が割れて酷い感じですが、
これも味だと思うと許せてしまいます。

それにしても60年以上前の機器が現代によみがえるってのは素敵なことですね。
そのうちもう少し綺麗にして、箱に入れ直してあげる予定です。

 

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