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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

製品開発成功の鍵は開発者の思い入れかもしれない

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製品開発が成功するか否かは、環境要因も大きいでしょうが、まずは開発者の思い入れが一番大事だと感じたエピソードがありました。

当社の製品で、今現在売れているものは、次の4製品くらいでしょうか。

  • 大規模向けDHCPサーバ ProDHCPシリーズ
  • 回線遅延シミュレータ Ethdelayシリーズ
  • 不正接続検知/排除システム IntraGuardian2シリーズ
  • ゴルフ練習場システム SuperShotシリーズ

どれも開発者の思い入れで製品化までこぎ着けたものたちです。

立ち上げ時は、予算もなく、プロジェクトメンバーもアサインされておらずといった感じでした。

例えば、IntraGuardian2は、もう辞めてしまったメンバーが軌道に乗せたプロダクトですが、
通常の仕事が終わった後や自宅で、半ば趣味のような形で開発をすすめていました。
それくらいの思い入れがあったからこそ、今では4,5千台売れるようなプロダクトになったのだと思います。

さて、今日のエピソードはその逆の話です。
ある会社さんのアイディアマンが出したとても魅力的な製品案がありました。
その人が指揮をとって、プロトタイプはすぐにできたのですが、会社の都合で製品化については別の担当者に引き継ぎました。
その後、1年ほど経過しましたが、まだ完成に至っていないという話でした。

実はこの製品のプロトタイプは、私もプロトタイピングに協力したものなのです。
結構おもしろい製品で、製品化の難易度もそんなに高くないものなので、プログラミングが好きな開発者がライフワークのように取り組めば、すぐに製品化できていたでしょう。

たまたまそういう人員がいたり、言い出しっぺが開発者自身の場合はいいのですが、
プロジェクトとして予算をとってスタートするとこういうところが難しいのかなぁと、近況を聞いて感じたのでした。

 

 

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