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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

プログラミングが趣味の人だっているのだから・・・

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例の遠隔操作ウィルスの記事で、このようなものがありました。

プロの開発者が作成か=高価な専門ツール使用-証拠隠滅の痕跡も、PC遠隔操作

それによると、

 このウイルスを入手、解析した情報セキュリティー会社「ラック」(東京都千代田区)の西本逸郎専務理事によると、ウイルスは「VisualStudio2010」というソフト開発ツールを使って作成されていた。数万円から数十万円以上する専門的なソフトで、素人が購入することは考えにくいという。

ということだそうです。

Visual Studio 2010 が専門的なソフトウェアだということは確かですが、
アカデミックパックなら1万5千円しないで購入可能ですし、
Express というエディションなら、無償でマイクロソフト社のウェブサイトからダウンロードできます。

この書き方だと、Visual Studio を使っているのは非常に特殊な人達という印象を受けてしまうような気がします。

この手のソフトウェアって、インタープリタやコンパイラが標準でパソコンに付属しなくなった今、プログラミングに興味を持ったとき、真っ先に購入するものだと思います。
(Windows限定ですが)

私も中学生くらいのときに、同シリーズのバージョン4(アカデミック)を買ってもらったことがありますし。

一般向けの記事としては仕方が無いのかもしれませんが、
プログラミング自体が趣味で、こういったコンパイラを購入する人も多いと思うので、
プログラミングが仕事で、趣味でもある私からすると、
もう少し誤解のないような書き方にしてほしかったと感じました。

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