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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

回線遅延シミュレータの Ethdelay が好調

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昨日はメンバーが忙しそうに、Ethdelay の出荷準備をしていました。
Ethdelay は、勤務先で開発/販売している安価なネットワーク回線のシミュレータです。
何をするものかというと、LANの間に挟むことで、パケットをわざと遅れて転送したり、パケットを捨ててしまったりります。
パッと聞いても、あまり有用そうに感じないこの製品ですが、最近10個単位でのご注文をいただいています。

元々は、自社で受けていた IP電話の検証用に作った簡易ツールでした。
とりあえず、他にも使う人がいるかもしれないということで、ソフトウェア製品としてウェブサイトに載せておきました。
希にお問い合わせはありましたが、Linux用のソフトだったため、
インストール方法がパソコンソフトより難しく、売れることはありませんでした。
そこで、簡単に使えるようにと、コンパクトなハードウェアにソフトウェアを載せて販売してみたところ、少しずつ売れるようになりました。

実はこんな感じのソフトはフリーでもあったりするのですが、それでもEthdelayが売れる理由を考えてみました。
それはたぶん、「使いたいときにすぐ使える手軽さ」だと思います。
フリーのものは、パソコンで動作させるため、ごちゃごちゃしがちな開発者のデスク近辺を意外と占領してしまいます。
また、パソコン自体安くなったとはいえ、一個のフリーソフトを動かす専用として何台も用意すると意外にコストがかかります。
その場合他の用途にも使うことになりますが、そうすると使いたいときにいちいち場所を移動したりと、面倒です。


Hardware

その点Ethdelayは手のひらサイズで、プラグを差せばすぐに使えるようになりますし、安価なので導入の障壁も低いです。
物事の価値は、カタログ上の数値だけではないということですね。
きっと探せば、ちょっとした工夫だけで世の中の役に立てるものが他にもありそうです。

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