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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

会社は少しずつ変えられる

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日付をみると、本日4稿目となりますが、前3稿は、オープン前に書き溜めしてあったもので、当記事が本日初投稿となります。

無事、オルタナティブ・ブログデビューということで、沢山の方から応援のコメントをいただきました。
ありがとうございます。
それから、先輩としてオルタナティブ・ブログで活動している勤務先の2方からも記事で紹介していただきました。

プログラマー社長のブログ

「首突っ込み力」で切り拓く 〜仕事で起こるトラブルは自身で解決できるものばかり〜

どうやらその記事によると、私には「首突っ込み力」というものがあって、何かを切り拓いているようです。
このうちの一つについて、少し書いてみたいと思います。

私の勤務先には、ソフトウェアの開発とIT関連製品の開発販売を主に行っている「IT事業部」、社名の由来ともなったプリント基板の図面をCADを用いて作っている「CAD事業部」、それから、ゴルフ練習場のティーアップ機などの特殊機械の開発販売を行っている「特機事業部」と、3つの事業部があり、それぞれ独立して日々業務を行っています。

小さな会社で近くにいる同士なのに、それぞれの事業部のメンバーは、他の事業部にはあまり興味がない感じで、ほとんど繋がりがありません。
接点といえば、特機事業部が何らかのソフトを作る際にIT事業部に依頼するくらいです。
その開発の依頼も、最近までは「〜〜の機能を実装したら○○万円です。」といった感じで、実際のお客先に行って詳細なヒアリングなどもせず言われたままにただ手を動かす感じでした。
当然そんな感じの仕事の仕方だと、要件に齟齬がでてしまったりして、後々もめることになったりもします。
例えば、、、
特:「これじゃ、お客さんが使えないよ。ちょっとこんな感じに直してよ。」
IT:「言われた通りにはちゃんと作りました。直すには工数がかかるので、お金がかかります。」
という感じですね。
せっかく1社で、ハードウェアからソフトまで作る技術を持っていながら、何かもったいない感じです。

しかし最近、このやり方に見直しをかけて、特機事業部とIT事業部で共同で物を開発して、お客さんへの提案もお互いの専門分野で共同で行って、売り上げも貢献度によってシェアしましょうというやり方に変更しました。
そうすることによって、自分たちの都合で動くのではなく、お客の要望により応えやすくしようということが狙いです。
当然、ソフト開発も、そのほうがやる気が出ます。
では、どうやってこのような方式に変えていったかというと、最初からこの路線を狙っていたわけではありません。

私から他の事業部が興味のありそうなネタを見つけて、通ったりしたのです。
何かゴルフの練習場で使えそうなネタを見つけたら、特機事業部に見せ行ったり、プリント基板のネタがあればCAD事業部へ行ったりと。
そうすることによって、徐々に壁が薄くなっていき、一緒に仕事がやりやすい環境になっていき、体制も変えていけたと感じています。
実際には、もっとドロドロとしたやりとりなどもあったのですが、基本は、自分から相手に近づいていくことがポイントだと思います。

取り留めのない感じになってしまいましたが、こんな感じ、これからも自分から積極的に動いて、組織を改善していけたらなと思っています。

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