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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

ソフトウェアテストで起こる不測の事態への対応を意見交換する場

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仕様変更、特定モジュールの実装遅延、テスト用の実機が遅れる、サーバが納品されない、外注品がスペックどおりの性能を出さない、機器不足で環境構築できない、要員が長期療養に入る等をはじめとして、テストには様々なタイプの不測の事態が起こり得る。もちろんテスト以外でも起こるがその傾向はテストでの傾向が強い。どのようなタイプの開発であれ、テストはリリース間際に実施されるからだ。

不測の事態が起こった状況で柔軟性のあるテストが実施できる場合がある。柔軟性のあるテストができる理由は、単に運がいいとか手腕があるということではなく、多面的なテスト計画やテスト分析ができているからにほかならない。テストやプロジェクトの計画を立てる段階で、単純に1つの計画を立てて終わりというわけではなく、「XがおきればYという対応」「AとBは同じ項目」「M~Pは実機での実施が前提」等、単一の計画書に記述した以上に、様々な観点での分析ができているからだ。

ソフトウェアテストシンポジウム2010関西のワークショップにおいて、上述のような柔軟性のあるテストのためのテスト分析/計画、テスト実施に関して、与えられたお題から分析/計画を少人数のグループで検討する。また、(おそらく)不測の事態といえる出来事や事象に対してどのように対応するかグループでのディスカッションを通じて検討する。各グループの分析/計画と不測の事態への対応をいったん提出いただき、興味深いものを「振り返り」セッションで紹介できるよう検討を進めている。

コンセプト出しの時点でシンポジウム委員内での評価は非常に高い。普段から苦労されている方が多い内容でもあり、議論が盛り上がるのではないかと期待している。テスト実施は、テスト分析や計画と比較すると話に挙がることが少ない。そこにはテストエンジニアの並々ならない苦労や各社のノウハウがあるように思うのだが。

ソフトウェアテストシンポジウム2010関西に参加して、他組織のエンジニアとディスカッションしてみてはいかがだろうか。ワークショップをはじめ、コンテンツは関西固有のものではなく、他の地域でも通用することも多い。ぜひ、近畿圏以外からも足を運んでいただきたいと思っている。2010/7/23(金)、東大阪市で開催する。詳細はこちら

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