オルタナティブ・ブログ > 永井経営塾 >

ビジネスの現場で実践できるマーケティングと経営戦略をお伝えしていきます。

1996年のインターネット、改めてふりかえると、まさに前世紀

»

本日(2007/4/5)の日経夕刊「人間発見」で、ヤフー社長井上雅博さんのインタビューが掲載されています。本日は1996年、ヤフージャパン設立前後の話でした。

この記事を見て、改めて当時のことを思い出しました。

私は当時、井上さんが某所で開始前夜のヤフージャパンのサービスについて講演しているのを聞きました。

その年の始めにRimnet上に今の写真のホームページの原型を作っていましたので、早速登録申請したところ、翌日には登録してもらえました。ちょうどヤフージャパンがネットサーファーを大量に雇い始めていた時代です。

日本語の写真のホームページも100サイトもなかった頃でした。

私はネット上のリンクをたどって、気に入った写真のサイトを次々と私のホームページのリンク集に登録しました。1996年当時としては、世の中の写真のHPをかなり網羅した充実したものだったと思います。AltaVista等の検索エンジンも産声を上げる前で、ディレクトリー・サービスもまだまだでした。

常時接続は夢のまた夢の時代で、ISDNのテレホーダイに入り、64Kbpsで23時過ぎから1時間程ネットサーフィンする日々でした。

回線速度が遅いので、私のホームページをより快適に見ていただくために、出来るだけ「軽く」しました。写真のノイズを出来るだけ取って圧縮率をギリギリまで上げてファイルサイズを小さくしたり、htmlでイメージを表示する際には縦と横のドット数を指定し、パソコン側でイメージの枠を計算する手間を省くことで表示の高速化を図りました。

そもそも、htmlエディター等は非常に高価で、ホームページ作成のマミュアルもありませんでした。そこで、テキストエディター(秀丸)を使い、カッコいいホームページを見つけては、そのソースを読んでタグの付け方を覚え、タグ付きで直接手入力していました。

当時の数ある写真のホームページとしてはかなり軽いサイトだったと思います。

当時、80486 100MHzのパソコン(PS/V-Master)をWindows 3.1で動かしていました。Winsockの設定で結構苦労していましたが、フルカラー表示に感動していました。

わずか11年前のことですが、まさにドッグイヤーで、このように改めて考えてみると前世紀の話のようですね。

まあ、今は21世紀で1996年は20世紀な訳で、まさしく「前世紀」ではあるのですが。 (^^;)

Comment(8)