オルタナティブ・ブログ > 永井経営塾 >

ビジネスの現場で実践できるマーケティングと経営戦略をお伝えしていきます。

F-22ラプターのバグ

»

やや古い記事ですが、「米空軍、F-22「ラプター」戦闘機の日付更新処理のバグを修正」というニュース。

記事によると、パイロットは飛行中に製造元のロッキード・マーチン社の技術者に直接の支援を求めて、搭載コンピューターのリブートも試みたそうです。

リブートしたコンピュータがどの機能を担当していたかは明記していませんが、空中給油機に航法支援を受けて帰還したとのことなので、恐らくリアルタイム性を求められない部分であったのだろうと思われます。尚、今回のバグは数時間以内に修正されたとのこと。

改めて、現在の飛行機や自動車がコンピュータそのものになっていることを教えてくれます。このこと自体、大きなリスクになりかねません。

世界がフラット化した現代、世界の各地で分散されて開発される組み込み系プログラム・コードをどのように管理するか、開発プロジェクト全体のリスクをどのようにマネージメントするか、等は、大きな課題ですね。

Comment(2)