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バンコクでのとある一日 その8 雨の日

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朝、今日は祝日なので会社向けのフードコートは殆ど開いていないことを知ります。

それでは、ということで、モトサイラプチャン(バイクタクシー)に乗って、快晴の天気の中、数分でBIC-Cへ。BIG-Cのフードコートで朝食を食べます。よく食べるメニューで、水(10B)+豚あんかけ固焼きそば(45B)+タイ飯(50B 春雨、ナスの炒め物、ゴーヤ卵焼き)=105B 以前は100Bでお釣りがきましたが、現在では105Bということで100Bでは足りなくなりました。最初に105Bのチケットを買って、注文していきます。

30分ぐらいで食べた後、それでは会社に行って仕事でも・・と思って外に出ると大雨、まさに雷雨です。ゴロゴロ言いながら水は滝のように流れています。はて、先ほどの晴天から30分でどうしてこんなことに・・・と思っていても仕方がないので、BIG-Cで時間をつぶします。スマートフォン用の携帯ヘッドセットを買って、30分ほど時間が経過したので、30分で晴天が雷雨になったのだから、30分でまた晴天にならないか、などとまったく意味のないことを考えて、そろそろいいか・・と外を見ると、少し弱くなりましたが、相変わらずの雨、仕方がなく、意を決して、傘をさして地下鉄へ、日本では、雨が降れば傘をさして移動という普通の事がタイでは普通ではありません。

地下鉄では、雨宿りの人が階段に座り込んで、なにやら楽しそうにしております。歩いているのは、私とほんの少し、祝日ということもあり、地下鉄は閑散としていますが、雨宿りの人がどんどん増えていきます。日本人的には、少し歩いてタクシーなり捕まえるかすれば良いのにと思うのですが、それが出来ません。実はほとんどの人が傘を持っていません。

ソンクラン(水掛け祭り)が終わり、5月です。雨の時期です。私などは、雨が降りそうもない時でも、絶えず鞄の中には折りたたみ傘が入っていますが、タイ人は、出る時雨が降っていないとまず傘を持ち歩きません。理由は、「雨が降れば、止むまで待つ」この精神が正常なタイ人なのです。

私は、せかせかした日本人ですから、時間を消費するということに大変臆病です。タイ人は時間を無駄に過ごす楽しみ方を知っています。タイ人の人達が1本のビールをちびちび数時間掛けて飲むなんて光景を田舎では良く見ました。もちろん祝日でなければ、仕事のため、がんばって移動するのしょうが、祝日であれば、急ぐ必要が無い訳です。

私などは、例えば午後*時からお客さんと落ち合うという予定があると、その前にどこで何をすればよいか、効率を先に考えて、実勢の優先順位よりも効率優先になりがちです。まあ、それも祝日だからと言えば、それまでですが・・。

タイ人であれば、折角の祝日なんだから、時間にしばられないで、雨が降れば、止むまで待つ方が幸せだ。無理に濡れても馬鹿らしい、今日やらなくても良い事は無理をしない、などと思えるのでしょうね。

タイに観光に来ると、皆さん(私も含めて)タイにいる時間を考えて行動しがちです。つまり到着したときに、あと3日で帰らなきゃならない、それまでに、ここは押さえて置かないといけない、***は、今日の**時に行かないと後が大変だ!とか予定にしばられて、行動している時は十分に楽しめていないのではないでしょうか。

折角来たタイ国です。雨の日ぐらい、外を眺めて、周りのタイ人を見ながら、タイの雨の風景を楽しむ余裕も必要だと感じました。

 

今日はここまで、またいつかお会いしましょう! 

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