バンコクでのとある一日 その5 空き地について考えた日
皆さんは、バンコクでは空き地が多いと考えた事ありませんか?
バンコクは、小さな東京とも言えるもので、山の手線内よりもだいぶ小さなところに人口が集中しています。
にも拘らず、こんなビルとビルの間に空き地が、いやこんなところに一軒家らしきものが、と驚いたことありませんでしょうか。
タイの地価も東京ほどではありませんが、大変高いです。
日本でなら、こんな一等地をずっと空き地にしているなんて、何てもったいない、と思うかもしれません。
ほんの数メートルの細長いビルが建つ日本と違って、タイの建物は結構大きいです。土地も贅沢に使います。
また、ビルが工事半ばでずっと工事が止まっている何て物もたくさん見かけるはずです。
日本であれば、ビルを建てる途中でデベロッパーが解散した(倒産した)のか、と思うかもしれませんが、ほとんどの場合、そういうわけではなく、ただ単に工事資金が今ないからというだけのようです。
日本なら、固定資産税の負担を考えて、地価の高いところを遊ばせておくのはもってのほかですが、実はタイには固定資産税がありません。ですから、遊ばせておいても利益が得られないだけで損失にはならないのです。
ついでに言うなら相続税もありません。
日本では、どんなにすごい資産家でも、何もしないで三代過ぎれば、資産がなくなる、といわれるのは、資産や土地を切り売りして相続税を払うためですが、タイにはそんなものありませんから、金持ちはずっと金持ちなのです。
ですから、以前書いたと思いますが、タイでは、美人(顔がきれい、スタイルが良い)や頭が良いと同じレベルでお金持ちを考えます。
すべて親から受け継いだものだから同じレベルなのです。才能としてお金持ちが考えられているってことですね。
今日はここまで、またいつかお会いしましょう!