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タイ国の真実らしきもの その53 タイ人社員と信頼関係を作るには

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私は、いつもバンコクにいるわけではないですが、バンコク支社の社長をやっていたりします。
バンコク支社には、私以外に日本人はいませんので、私はタイ人の社員といっしょに仕事をすることになります。
タイ人は、日本人の上司に対して、ある程度の敬意を払ってくれていますが、それでも駄目な上司は、日本人だけでなく、タイ人にも絶えられないものらしいです。
 
私がタイ人の社員の付き合うときに目指していること、それは、期待を裏切らないことです。

 
タイ人の社員と客先で仕事をして遅くなったら、帰りに食事を誘い、小額でも払って上げる。
多少の問題に対しては、決して皆の前では、叱らず、許してあげる。(後で個人的に指摘するのは可)
御客様の前では、決して偉ぶる必要はないですが、必要以上に御客様に媚びたりしない。
もし、出来ないだろうことであろうとも、面倒だろうとも、一緒にやる方向で動くようにする。
タンブン(寄付)が回ってきたら、社員以上のお金を何も言わないで出す。
仕事の関係で、早く帰ったりしても問題ないが、残った社員には、必ず声を掛け、無理はするな、と言う。
英語、タイ語が苦手でも、決して最初からあきらめた仕草を見せない。(コミュニケーションが取れていると思っていると思わせる。)
本当のトラブル(深刻な時)の時は、たとえやることが無くとも会社に残る。(大きな別件がある場合を除く)
できるだけ笑顔で接する、叱るときは、個人的に明確な理由を説明する。
わからない話題や興味ない話題でも、社員から振られたら、ちゃんと対応する。
解決できなくとも、社員の悩みに対しては黙って聞く。
ちゃんとした理由がないときは、タイ人の決めた事に対して反対しない。

などなど、中々難しい部分もありますが、日本人以上にデリケートなタイ人社員です。
気を使いすぎる必要はありますせんが、お金だけ、仕事だけの関係では、すぐに社員はやめてしまうのです。もちろん、良い仕事を提供する、給料を上げるというのも良いですが、物であれば、それ以上の物に対しては無力ということになります。

タイでの出張は、そんな気持ちで社員に接するように心がけています。

今日はここまで、またいつかお会いしましょう!
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