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タイ国の真実らしきもの その45 タイ人とクールビズ

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 日本はクールビズで、御陰様で、お客様にお邪魔する時に、ノージャケット、ノーネクタイで快適なのです。ただ、いろいろな場所で節電が進行していて、打ち合わせの会議室とか直前までは冷房を入れないのは当然で、下手をすると、申請を忘れて冷房が効かない部屋での打ち合わせなどもありました。冷房するのに申請が必要なのですね。
 コンピュータルーム以外では、冷房を切り、ドアを上げっぱなしなお客様もいらっしゃいました。

 さて、ではタイ国(バンコク)ではというと、相変わらずです。
 日本人のビジネスマンは、大体がノージャケットで普通の格好、たまにジャケットを着ている人もいます。
 タイ人の多くは、少しラフな感じでノーネクタイもいますね。

 よく誤解されることですが、この時期、実は、バンコクより東京の方が全然暑いのです。
 日本にしてみれば、相手は熱帯なのに何で?となるのですが、実際にバンコクの方が過ごしやすいのです。
 湿気の関係かもしれませんし、絶えず同じ温度なので、そのように感じるだけかもしれませんが、私以外にも、日本からいらっしゃった方々、皆様が同じ感想のようなので、気のせいではないですね。

 それにオフィスですが、クールビズはどこ吹く風で、冷房をがんがんに効かせています。
 多くのタイ人の従業員の方々が、普通、出勤時は、半そでシャツで、社内で長袖の上着を羽織ったり、ひざ掛けを使ったりしているのです。
 正直寒い場合もあるくらいです。
 これはなぜかというと、タイ国では、冷えた部屋(冷房)は、お客様に対するおもてなしのひとつで、冷たい水と並んで、お客様に最初に差し上げる大切な物のひとつです。

 日本では、お客様の会社にお邪魔すると、大概コーヒーが出てくる場合が多いのですが、タイ国では、まず水(冷水)が普通です。日本人向けの会社では、水とコーヒーの両方が出てくる場合もありますが、普通は水です。
 コーラやジュースではなく、水なのがタイ国らしいですね。
 これが長年のタイ国のおもてなしなのです。
 田舎では、クーラーが無い場合、扇風機をお客様の方に向けたり、うちわ等で扇いでおもてなししたりするのもタイ国ならではですね。

 ですから、節約をしないで省エネしろ!ではなくて、おもてなしの心としてのオフィスでの冷房なのです。
 暑い思いをしてわざわざいらっしゃったお客様に少しでも涼んで欲しい、ということでの冷房と冷水です。
 これもタイ国では大切なビジネスマナーなんですね。


 今日はここまで、またいつかお会いしましょう。 

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