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タイ国の真実らしきもの その40 タイに居る日本のビジネスマン

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 今回はタイに住んでいる日本のビジネスマンについて書かせていただきます。
 タイには沢山の日本企業があり、日本人が働いています。
 先日、バンコクITオフ会という会に出席させていただきました。
 ある方の紹介で出席させていただきましたが、ほとんどの方は初対面の方ばかりです。
 また以前は、アソーク会という会にも出席したことがあります。
 こちらも最初は初対面の方ばかりです。

 ここで何をするのか、何を決めると言うわけではありません。
 会議ではないのです。
 お酒を飲んで、料理を食べて、好きなことを語り合います。
 会には、大会社の社長さんもいれば、バンコクに着任したての新人さんもいらっしゃいます。本来は、私などがお話できないような地位と名誉をお持ちの方もいらっしゃいます。
 でも、会の中では、皆平等なのです。好きなことを好きなように話せばよいのです。


 私の印象として、タイでお仕事をされている日本のビジネスマンの皆さんは、概ね日本人に寛大です。
 困っている事や知りたい事など、皆さん惜しみなく、自分の知識を無償で公開してくれます。
 日本国内では、何の付き合いも無い人を真剣に心配することはあまり無いのでは、と思います。
 イメージとしては、東京での県人会の集まりと言う感じでしょうか。

ある方がおっしゃっていました。
「私は、出来るだけ日本人の営業の方の話は聞くようにしています。多少忙しくても、自分には意味がないとわかっていても聞いてあげようと思っています。商品を買うことは出来ないかも知れないが、聞いてもらえるだけでも異国でのビジネスは難しいからです。だから、あえて聞いてあげることが私の今までのお付き合いの恩返しです。」

またある方は、
「我々は、タイ国という国で仕事をさせていただいている者です。望まれて仕事をさせてもらっているばかりではありません。ですから、我々は、タイの人達の誰もが納得する仕事をしなければなりません。タイの人と同じでは駄目なのです。タイの人より優秀で勤勉で誠実でなければ、決して認めてはもらえない立場であるということを理解してタイ国で生活する必要があり、そうでなければ、日本に帰る必要があります。優秀なタイ人よりも優秀になることは難しいでしょうが、その努力をすることはできるはずです。」

とおっしゃられていました。

 多くの方がタイ国で成功された方々ばかりです。
 皆すばらしい人格の人達です。

 もちろん、すべてのタイ国にいる日本のビジネスマンがそのような考えを持っているとは思えませんが、それでも知っておくのは無駄にはならないはずです。

 私は絶えずタイ国に居るというわけではありませんが、少しでもそんな先達に近づけるように今日も仕事に打ち込みます。


 今日はここまで、またいつか御会いしましょう。

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