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タイ国の真実らしきもの その16 誕生日のお祝い

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 私ぐらいの年になると、誕生日のお祝いとか言われても、

   「はいはい私はいい歳ですよ」

 と、愚痴が先に出てきますが、それでも誕生日のお祝いというのは、結構うれしいものですよね。

 日本だと、

「宮沢さん、誕生日おめでとう。今日は飲みにいきましょう。私がおごりますよ。」

 となるのですが、タイではどうも違うようです。

 誕生日のお祝いは、誕生日をお祝いされる本人が、ゲストにお世話をするというか、料理をふるまうのが普通で、誕生日が近づくと、周りの友人達は、

  「どこで何を食べされてもらおうかな。」

などと考えるそうです。

 このシステム、結局は出費についてはトータルで日本の方式と同じことになるのですが、タイの方式では、誕生日に一度に友人全員分の飲食代が必要な訳で、日本の方式に比べると、一度の負担が大変大きく、誕生月が近くなると、節約をしてお金を貯める必要がある場合や友人にお金を借りる人もいるぐらいです。

 まあ、どちらにしてもお祝いはお祝いなので楽しく過ごせれば良いのですが、私は自分の誕生祝いを自分のお金で行うのは、意味が無いと思ってしまいます。
何だか心からお祝いしてもらえてないような感じですね。

 タイ人に言わせると、祝ってもらうのだから、飲食費は持つのが当たり前、祝ってもらって、飲食費も出させたら、誰も来てくれない。
 という理屈なのだとか。

 飲み食いにつられて来る友人も友人なのですが、それでもお祝いして欲しいと思う方も思う方だと思います。

 こんなところも日本人とタイ人は違うのですね。
 

 今日はここまで、またいつか御会いしましょう。

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