オルタナティブ・ブログ > キラーウェブがキラーカンパニーを創る >

細分化とクロスメディア、そして、クライアント・ファーストの経営

競争を避ける

»

キラーウェブとはランチェスターなり。

では、ランチェスターとは何かというと、商品や地域を絞り込んで、そこでNo.1を目指す弱者の戦略と言われます。

いかにも戦略家的で、かっちょいいですねー。そのかっちょよさが、ちょっとした勘違いを生んでいるのかもしれません。

どういうことかと言いますと、ランチェスター戦略とは、本来、競争して勝利するものではなくて、競争しなくてもいい場所を見つけることが本質だということです。


決して、私が言ったのではなくて、ランチェスターのコンサルタント氏が言っていたのですが、なるほど納得しました。「弱者の戦略」とは、まさにそういうことなんですね。


考えてみれば、孫子の兵法でも「戦わずして勝つ」ことが最高の戦略だとされてます。


キラーウェブを生み出すには、「競争のいない分野はどこなのか」を、一度徹底的に掘り下げる必要がありそうです。それには、商品や地域、顧客などのランチェスター要因だけでなく、様々な切り口のコンテンツを企画することも重要かもしれません。

Comment(2)