大学の授業に求めるもの
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講義第一弾ということで、先週の金曜日に大学でWeb 2.0セキュリティの話をしてきました。午後1時から5時まで聞いてくれた学生さんには感謝です。
特論を運営されている先生方との昼食会の場で、大学の授業はどうあるべきかという話がでました。最近多くの大学で、数か月の企業研修やリーダーシップやチームワークを育てるためのカリキュラムが増えているとこのと。一方で、大学ではあるテーマをじっくり深く考えるというスタイルの講義が重要であり、それが企業にとっても価値を生むのだ(この考え方はこれまでの大学教育の方向性を反映していると思われます)という意見の先生も多く、企業から見てどのような学生の価値が高いのかについて質問されました。
もちろん、企業によって採用したい学生のタイプは異なるでしょう。例えば、私が面接で重視するのは、研究論文のテーマそのものよりも、研究を行う過程でどのように考えて行動したか、ということです(まだ、論文が完成していないことが多いせいもありますが)。そのような意味で、大学ではじっくり考える授業のほうがいいと、個人的には思いますが、面接をしていると、同じように考えて講義をされる先生方の熱意に答えていない学生さんたちも見受けられます。
学生の立場からみれば、いろんな選択肢が提示された上で、自分で方向を選ぶことが大事なのだと思います。自分の中長期的なキャリアパスに基づいて、授業も取れるようになると素晴らしいですよね。
もちろん、そういう自分が、学生の時にこんなことを考えていたわけではありません。講義の途中で寝てしまった学生に話しかけながら、先生、20年前はごめんなさい、と心の中で手を合わせたことでした。。。
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