オーディオ・ブックが売れてます
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オーディオ・ブックとは、本を朗読したものなのですが、アメリカでは、iPodやMP3プレイヤーの普及にともない、このオーディオ・ブックの売れ行きが伸びているそうです。
オーディオ・ブック自体は、昔からあるもので、テープやCDに収録されたものが売られていたのですが、どちらかというと、書店の片隅でひっそりと、売られているものでした。
しかし、最近は、音声データをウェブサイトからパソコンなどにダウンロードできるようになったために、特に40歳以下の人たちが気軽に購入するようになっているそうです。
アメリカのオーディオ出版社協会(Audio Publishers Association of America)の推計によると、オーディオ・ブックの世界の市場規模は10億ドル(1100億円)超で、うちアメリカは8億3200万ドルを占めているそうです。
アメリカではAudibleという会社が、オーディオ・ブックの販売では大手のようですが、イギリスでも、これに対抗してSpoken Networkという会社が設立されました。
Audibleのベストセラーの上位は、書籍のベストセラーとほぼ同じで、本を読む代わりに、手軽に聞いて楽しもうという人が増えているのではないかと思われます(ベストセラー・ランキングは、5月2日付けの英タイムズ紙より)。音声データならば、書籍やテープやCDと違って、かさばらないからいいですよね。
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