教育とIT
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教育とITといっても、ITの教育ではなく、ITを教育に活用しよう、という話です。
11日から14日にかけて、ロンドンのオリンピアというイベント・ホールで、"BETT2006 the Educational Technology Show"という教育現場でITを活用するための製品の展示会がありました。
オリンピアは、割と簡単に行けるため、何かイベントがあれば、のぞきに行くようにしています。そして、今年のBETTを見て、私は、昨年に比べて、ずっと来場者も多く、また、展示も活気があるという印象を持ちました。
だからといって、とりわけイギリスが、この分野で進んでいるなどと言うつもりはありませんが、それでも、教育現場へのITの導入に関する意欲は高まってきているようです。
また、ITの活用と言っても、技術的な面では、特に進んだものがあるわけではなく、むしろ、子供の興味を引く楽しさ、使いやすさを追求した教材やソフトウェアなどがほとんどです。左の写真は、先生の質問に答えるためのリモコンです。
あと面白かったのは、BBCの展示(右の写真)で、葉書きぐらいの大きさの紙に書かれた白と黒の模様がデータになっていて、それをモニターの上部につけられたカメラで読み込むことで、モニターの画面上で、3Dのキャラクターを表示させる、というシステム。
これも技術的には、大したことは無いのでしょうが、うまく使うと面白いものになりそうです。たとえば、絵本などに白と黒の模様を書き込んでおいて、それをモニターの前で開くと、飛び出す3D絵本にすることもできるそうです。
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