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続・グーグルワックの冒険

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小説を書くという約束で、出版社からお金を前借りしていたゴーマン氏だが、「グーグルワックでヒットしたサイト管理者10人に続けて会う」という旅をするために、このお金をすべて使い果たしてしまった。しかも、小説は、まったく書けていない・・・。

ゴーマン氏が、芝居の中で告白したところによると、この借金を返すために、『グーグルワック・アドベンチャー』という芝居が作られたという。最初は、オーストラリアで上演され、その売上は、そのまま出版社への借金の返済にあてられた。

ところが、予想外に芝居がヒットしたことから、借金はあっという間に完済。イギリスやアメリカでも上演されたほか、同じ出版社から、芝居を小説仕立てにした書籍の出版も依頼された。それは、英語版だけではなく、ドイツ語やオランダ語、さらには日本語にも翻訳される・・・。

この『グーグルワック・アドベンチャー』という芝居が、多くの人に受けた理由は、「何かをしようとしてバソコンに向かったものの、気がついたら、まったく関係の無いことに夢中になっていた。それも、本来やるべきことは、そっちのけで・・・」という、誰もが身につまされることがテーマになっているから・・・なんでしょうね。

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