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イギリスの英語-3-

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映画『フル・モンティ』で、私が好きなシーンは、ダンスの練習の際にステップの踏み方がわからないところで、メンバーの一人が「これはアーセナルのオフサイド・トラップと同じだな」と気がついた途端に、うまく踊れるようになってしまうところです。

ところで、イギリスの地方の訛りの強い映画は、英語学習者には、お薦めできないかもしれませんが、これからも時々、紹介しますので、おつきあいいただけると幸いです。

今日紹介するのは、2000年に公開された『リトル・ダンサー』。原題は、主人公の名をとって『Billy Elliot』。舞台は、1980年代の北部イングランドのとある炭坑の街で、ビリー・エリオット少年が、バレエ・ダンサーをめざす、という話です。サッチャー時代の炭坑ストなどが、時代背景として描かれています。

この映画、初めから終わりまで、北部イングランドの訛りが満載なのですが、最後のバレエ学校の面接シーンでは、試験官が、いわゆるクィーンズ・イングリッシュを話していますので、比較してみてください。もちろん、この映画も、そういうことに関心が無くても楽しめますので、お薦めします。

イギリスでは、大ヒットした映画で、映画だけでなく、ミュージカルも作られて、上演されています。また、2003年の新年にBBCで放送したところ、実に1270万人が見た、と伝えられています。

イギリスでは、テレビ番組について、視聴率ではなくて、視聴者数が発表されます。もちろん、これは独立した調査機関によるサンプル調査による推計です。ちなみにイギリスの人口は、約6000万人なので、『Billy Elliot』は、単純計算でイギリス人の5人に1人が見たことになります。

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