あえて紙媒体も盛り上げたい
アイティメディアさんをはじめとする主要オンラインメディアはとても元気があるイメージですが、今、私が勝手に注目している紙媒体が2つあります(笑)。
ひとつは昨年秋に新しくスタートした月刊asciiと、同じく昨年スタートした東京IT新聞(週刊)です。
asciiは、マニアックすぎたら、部数伸びないだろうし、かといって、他のビジネス誌に単に追随する記事なら、もう興味はないなあ、などと私の友人たち(のうち、ディープな人たち)は言っていたのです。ところが回を重ねるごとになんか読みやすく、しかも面白くなってきた印象です。週刊で出ているビジネス誌たちとはまた違ったポジショニングにうまいことおさまっているような。キヨスクの目立つところでよく見かけますし、読んでいる人も見かけます。
東京IT新聞、最初は広告もあまり入っておらずに(ごめんなさい・・・)、ちょっと心配でしたが、発行元の会社も変わったようなのと(Webサイトでの記述や住所が変わっていますね)、広告がたくさん入ってきて、順調な様子。ネット系ベンチャーネタや、デジタルガジェット系の話に力を入れているようです。編集の手が入っているとはいえ、PJも多く活躍し、紙上でのCGMっぽい雰囲気も持っています。編集長はIT畑ではなく、某大手出版社のご出身。そのようなバックグラウンドも、もしかしたら型にはまらない新鮮な作りに貢献しているのかもしれません。
何かを始めるならネットから、みたいな流れが出来ている気がします。確かに参入障壁も低い。
でも、別にそれは紙だからダメとか、うまくいかないってことではなく、紙の特性をうまく活かしたやり方もあるわけですよね。
私も何事もネットだーと勝手に決め付けているようなところがあったので、もう少し頭を柔らかくしてビジネスに取り組みたいと思った次第です。