100年たってもとがった会社『IBMブロガーミーティング』
今日はコンピュータ業界の大御所といいますか、
IT業界に関わっている人であれば知らない人はいないであろう、
IBMさんのブロガーミーティングに来ています。
よくよく考えてみれば、オルタナティブブロガーさんの中にも、
IBM出身の方々が多くいらっしゃいます。
けんじろう と コラボろう!の吉田さんとか、
永井孝尚のMM21の永井さんとか。
多くのIBM出身のオルタナブロガーがいらっしゃる理由としては、
一つは以下のガイドラインが用意されていたからです。
IBM ソーシャル・コンピューティングのガイドライン
こういったガイドラインを用意する社風について、
個人が個人として発信できる場を用意しているなと思い、
常々興味を持っておりました。
2005年からこういった取り組みを行っている部分は、
今の企業でも対応できていないところをみると、
当時から先進的な取り組みではありました。
1964年の東京オリンピックにも関わるぐらい歴史ある企業ではありますが、
IBMの進化について中島様からプレゼンをいただきました。
なんと、40年もIBMに在籍している、超ベテラン方であります。
『IBMのメインフレームはIBMの成長のエンジン。』
との大前提との元、一つのIBMの挑戦のケースが紹介されました。
Jeopardyでコンピュータ(Watson)が勝つ。
もともとの番組を知らないのでなんともいえませんが、
クイズ番組において、コンピュータが、クイズチャンピオンに勝つお話でした。
ある意味、SFちっくな話ですね。
確かにコンピュータは、クイズ番組では強いかなと思います。
検索すれば、インターネットが答えを返してくれるような部分があるかなと思います。
ただ、入力の部分では
『人間が読み解いて問題文の問題は何かを把握する』
『答えの取捨選択(妥当性)を見極める』
を人間に勝つということが画期的だったようです。
もろもろコンピュータ(Watson)君の行ったことを書くとこんな感じでした↓
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自然文データから質問解析し、
解析術を見出し、構造化されていないデータから、
矛盾から確定した答えを導き出す。
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しかもコンピュータ(Watson)君はインターネットにつながるのではなく、
自分自身に2億ページ文のデータを持ち、3秒以内に答えを出すといった、
ことをしていたそうです。
やってることは人間の脳みそのトレースですね。
それをどうにかしてIBMのシステムが実現できたのが
「スピードからスマート」をキーフレーズとしてとして進化してきた
象徴のような感じがします。
IBMの考え方としては、スペック競争を越えて、
人間らしいコンピュータ目指したんじゃないかなと思うようになりました。
偶有性というキーワードが出てきたのがとても印象的でした。
かなりテクノロジーよりのブロガーミーティングではありますが、
一つのハードウェアテクノロジーの未来を勉強する上では勉強になったイベントでした。