事故物件の話題と「縁起」の価値
ちょっと前に、ネットのサービス?で事故物件※前入居者に不幸が会った物件のまとめサイトというのがとりあげられました。
自殺・他殺あった不動産「事故物件」 紹介サイトにアクセス集中
個人的に、今引っ越しを検討していて、様々な物件をみているため、
この騒動をある意味他人事ではない形で捉える事ができました。
不動産の貸し手にも説明義務はあるようで、記事を引用すると。
ある不動産関係者によると、宅地建物取引業法には「瑕疵(かし)担保責任」が定められており、自殺や他殺などの死亡事件や火災・水災害等があった「精神的(心理的)瑕疵」のある物件については、契約書を交わす前に「重要事項」として告知する責任が業者にはある
基本的には説明されるが、それを元に、家賃が割り引かれるとか、
精神的な補填をうけられるかは基本的には大家や、不動産屋しだいのもよう。
こうした問題に関わるのは、「縁起」についての価値観が
人によっては、「住みたくない絶対ヤダ!」と思ったり、
「どうせ、長い歴史でみれば誰か死んでるんだから気にしない」
と思ったりする人が出てくるんでしょうね。
「縁起」というのを日本人は比較的大切にするような傾向にある気がします。
例えば、初日の出や、初詣、初夢などの初物について、
「縁起がいい」といってだれでもありがたがったりするがその特徴的な例じゃないかなと思っています。
どんな物件も長い年月その場に建っていれば何かしらの不幸はあるわけで、
ようするにそこに住む人の捉え方一つで、変わるんじゃないかなと僕は思います。
気持ち悪がるのは問題ない事ですが、
僕的にはあんまりこうして恒久的に残る情報として、
WEBに残していくことについては、
これについてはあまり良くない事なんじゃないかなと思います。
家を簡単に壊したりできない以上、
不幸があったことを記録として深く残すのではなく、
新しい人(もちろん承知の上で)
でその家の空気をどんどん入れ替えていく方が、
住環境の悪い日本ではいいことなんじゃないかなーとか思いました。
ただ、実際住むとなるとやっぱり悩みますね、、、ちと、怖いです。