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二度目の社会人を始めた男が、新しい挑戦への第一歩を踏み出す!

SONY Handycam「Cam with me」の若干の毒をみる

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一周遅れで流行を取り上げる「腐りかけが一番おいしい」
または「残り物には福がある」精神で生きております、工藤です。

今日のネタはSONYのハンディカムの広告用プロモーションサイト
SONY Handycam「Cam with me」」です。

最初にスタンスを言うと、SONYのハンディカムは触ったことがあります。
去年の攻城団の活動の中まわしまくって一瞬ほしくなりかけておりました。

SONY Handycam「Cam with me」」のプロモーションサイトのコンセプトと言えば、
父親目線で娘の成長を年代別にハンディカムで動画を取っていき、
自分が「ハンディカム」をあたかも持って自分の娘の成長を追いかけられるような、
そんなサイトです。
その動画の数50件、、、
まぁコンプリート前提に作るとしたら多くなく少なくなくと言ったところでしょうか。

その僕がこのサイトを見た時の感想をば一つ。

たぶん、「ハンディカム」を買う層はこの動画の想定するような「父親」って層があたるんでしょう。何しろずーっと撮影していたくなるような題材(子供)がいるわけだし。
なので、そういった購入層へのキーワードがこめられているような気がします。
・子供の成長をずっと取り貯めたいですよね。
・カメラに向かって微笑む娘さんはかわいいですよね。
・結婚式の時に笑顔で「お父さんありがとう」って言われたいですよね。

非常に綺麗にそれらのメッセージを伝えているような気がしますが、
やっぱりサイトにこだわりすぎたのか、若干の「毒」が含まれてしまっております。

それは撮影後の「残せなかった思い出の数 ○○」という表現。

なんというか、最初に「あなただけのエンディング」と謳ってたわりには、毒のある表現だと思います。

しいていうならここは「さらに残せる思い出の数 ○○」とかのような、「否定形」と言うよりは、表現にやさしさがほしかったかなと。

どうせなら残した思い出の数によって
「大切なときにカメラを忘れたうっかりパパタイプ」とか
「逐一カメラで娘を取る溺愛パパタイプ」とかのような、
撮影者の嗜好を反映させるような一言を入れたらもっと面白かったかもと思いました。

あ、あと、究極的に自分が購買につながらない一つの要素として「自分がパパじゃない(実生活で)」ってのもあります。

若手はSONY Handycam「Cam with me」を見ても買わないだろーなー。
あと5年ぐらいしたらよさがわかるかもしれない、そんなサイトだと思いました。

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