webサービスの「出オチ」と言う病
無料のモバイルゲームSNS→「モバゲー」
無料のPC最大のSNS→「mixi」
無料の検索エンジン→「Google」
無料のインターネットポータル→「Yahoo!」
無料の簡単Webページ作成ツール→「Blog」
Webサービスは「無料」があふれておりますが、
そんな中興味深いエントリーがあがりました。
新公式:儲かるWebサービス≒はてブされにくいサービス
1ブロガーとして動向を気にしたりしているはてなブックマークに
ブックマークされにくいWebサービスに、
「初速で儲かる」サービスがあるとの考察が繰り広げられています。
筆者の村上さんの意見には非常に納得できます。
さらに付け加えるなら、はてブユーザーは、
「情報の収集家」であって「消費者」と同一であると考えづらいからです。
そんな中、師匠の河野さんが一つのビジネスモデルをリリースしてます。
ハブメディア(HubMedia)・プロジェクト始動
「書籍のウェブ化」を実現するフォーマット作りを目標として、
と言うくだりで始まるこのビジネスは「Web」を軸としたサービスながら、
しっかりとした収益モデルを築こうとしています。
河野さんからいくつか習ったことの中に
「収益をあげ、継続できないWebサービスはいいサービスとはいえない」
との言葉がありました。(意訳)
実際のところ、「無料」を謳ったサービスを作るのは簡単です。
低コストで個人でもサービスをリリースできるのが、
Webサービスの強みでもありますし、
今では「外部API」のような強力なバックアップや、
「アフィリエイト」と言った広告の収益モデルは誰でも作れます。
しかしながら、「広告モデル」は決して継続的ではないサービスモデルです。
一番最初にあげた「無料」のサービスは、
「サービスが低コスト」だったわけでもなく、
「優れた収益モデル」があったわけでもなく、
「偶然と戦略によって高いシェア」を獲得できたからこそ、
今の「広告モデル」による高い収益率を実現できているのです。
僕らのような「普通の人」は最初に話したようなサービスと
同じような土俵に立つことを目指すのではなく、
「地に足が着くような」しっかりとした成長モデルを持つ、
Webサービスを考えて行かなければなりません。
つまりは、「はてブ」でホットエントリを集めるが「出オチ」になるようなサービスは、
実際のこと1年、3年、5年と残るサービスではないともいえます。
継続的な発展モデルを考えることこそ、
新しいビジネスを考える上で基本とも言えるかもしれません。
「出オチ」でない新しいサービス!
難しいですが、一生懸命考えて行きたいと思います。