WEB2.0が解散した日に「ソーシャルブックマーク」の限界を考える
個人的にとてもビックリするニュースが飛び込んできたので取り上げてみます。
「株式会社WEB2.0」解散へ 「収益化困難」
去年ごろは、様々なWEB2.0関係のイベントに出没していた身分として、
上のニュースには驚きが隠せませんでした。
SBMの中でもそれなりにサイトなどに貼付けられているイメージがありましたが、まさか解散に至るとは思いませんでした。
PingKingというソーシャルブックマークサービスを提供しておりましたが、
やはり一番のネックは「利益化」と言うところだったのでしょう。
自分の半径ワンクリックの中の話で申し訳ないのですが、
やはりSBMで最も良く使われていると聞くのは
「はてなブックマーク」になります。
しかし、そこそこのユーザー数をあげているはてなブックマークですら、
アクセス数を増やして、「広告収入」と言うのが関の山です。
SBMで集められたデータが企業に売れるほどマーケティングデータに
洗練されているかと思えばそうではなく、
たとえはてなが真の利益化をめざし、「ブックマークする」を押した後に
広告を表示しようとしたとしてもユーザーが消費に結びつくとも思えません。
ブックマークすると言う行為を「共有」と「蓄積」から「利益化」
すると考えた場合、いったいどうやればいいんでしょうか?
自分が考えられるアイディアとしては、
SBMの傾向を「トレンドメーター」的な切り口として、
マーケティングリポートを販売するぐらいしか思いつきません。
これもはてなのような専門性が高い人が集まるサイトですと、
或る一定の需要しか生まない可能性があります。
収益を継続的に生むことはできそうですが、
あんまり大きな利益は期待できないと思われます。
このまま「ソーシャルブックマーク」というサービスは、
「限られたニッチ」のまま終わっていくのでしょうか?