【小書評】ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
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ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代という本を読んでます。
この本の主な趣旨をまとめると
1.今までの左脳型ホワイトカラー労働者は窮地に立たされる。
2.これからは右脳型の「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」の時代である。
3.6つのセンスが必要になる
デザイン、物語、全体の調和、共感、遊び心、生きがい
あまり「右脳論、左脳論」は好きではないのですが、
右脳=論理的
左脳=創造的
と言う感じの代名詞的にこの本では明記しているだけだと思うので、
あまり深く考えずに読み解いてみると、
実際、若者の視点(もう24ですが)から見てみるとそういう時代がやってきていると思います。
たとえば、インターネットが使いこなせる小学生と、
今の私で高校受験レベルのテストをやった場合、僕は負ける気がします。
「ウィキペディア」で歴史や地理、科学を調べ
「エキサイト翻訳」で英語を調べられたらひとたまりもありません。
「google電卓」の使い方さえわかっていれば数学の公式は何でも解けそうです。
「覚えている」ことが強みにならない時代にあって
「コンセプト」を作り「具体化」していくことは非常に大きな意味を持ちます。
オンラインから得られる知識は手助けであって、答えではないのです。
たとえば、「年金問題」についていくら調べることができても、
その効果的な解決方法はインターネット上のあらゆるところを調べても出てきません。
結局は、誰かが「年金問題」と言う問題について
「解決のコンセプト」を打ち出したたき台を作らない限り、
問題は、解決に至らないと言うわけです。
なにかの問題に対して、深く悩まず、
解決までのたたき台を短時間で作る能力こそ、
もしかしたらどこでも戦える能力かもしれませんね。
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