久しぶりにイヤホンの話題でも
一時期イヤホンの自作の話題を結構書いていたのですが、その後、マルチBA型よりダイナミック1発が気に入ってしまい、ダイナミック型はユニットを自作することができないので、既製品をそのまま聴くことが多くなりました。
が、同じくイヤホンが好きな息子が最近景気いいのか・・・

一番上は私のATLASですが、アンドロメダの限定版やVEGA2020といった高級品をポンポン買ってくるので・・・
聴き比べたり、周波数特性を測ったりしてみました。

ATLAS:意外と聴いているのより低音がモリモリと言う感じでもないのですね〜

アンドロメダ限定品:これは見事にフラット

VEGA2020:ATLASと同じようなダイナミックドライバーだと思うのですが、音はかなり違って地味な感じ?
そんなことをしていたら、、

手持ちのBAがまだまだあるので、こうなったらお金はないけど自作するか!と^^


3300+SWFKで作ってみて、自分では満足だったのですが、息子に聞かせたら、いくらなんでも高音が強すぎだと言うので・・・

さらにこんな感じでコンデンサーや音響フィルター、しまいには低音ユニットを交換したりして・・・

3800+SWFKでこんな感じで息子からも合格をもらいました。

気をよくして、3300+E50Dでも制作!

ローパスフィルターも組んで、より大人のバランスに仕上げてみました。
が、羽振りのいい息子が・・・

こんな超高級品を初月給で買ってくるので・・・特性も測ったのですがどこかに行ってしまいました。。
ユニットを追加で購入し(結局お金使うのかい!)

2ウェイではどうしても2kHzあたりの落ち込みをなくせなかったので、3ウェイで!

それぞれのユニット素のままの特性はこんな感じで、これをそのまま合体するととんでもなく2kHz-5kHzあたりが強い特性になってしまいます。

ハイパスフィルター・ローパスフィルターを色々と調整して、なんとか満足のいく特性になってきました。

このまま中音担当ユニットを外すとこんな感じにやっぱり2kHzあたりが凹みます。
実はシェルに組み込むと、チューブの長さやベント穴の圧などが変わるので、さらに特性は変わってしまいます。

ユニットも回路も多いので、シェルに入れるのも大変です。

なかなかフラットにできました。聴いてもいい音〜!

外出中はこんな感じにBluetoothでワイヤレスで使っています。今も出張帰りの小松空港でいい音を聴きながらブログを書いています!
自分で作ったものなら回路を公開しても誰にも文句を言われないので、真似する人もいないと思いますが、一応貼り付けておきます。



ローパスフィルターは難しいですね〜
コンデンサーが並列に入ると、他のユニットにも影響がでるので、抵抗で調整する必要がありますが、そうなるとバランスもまた変わってくるので・・・
次のイヤホンを作ったら、こちらも少し手直ししたくなったので・・・

まずはフェースの見た目が気に入らないので、随分前に買ってあった金メッキみたいな加工ができるものを引っ張り出して・・・

荒削りしたシェルにイニシャルを。

UVレジンを盛って・・・

やけに黄変してるので、全体を青で着色したUVレジンコーティングし、磨き出しました。

音質も少し気に入らなかったので、再調整してこんな感じに。

先日作った3300+2800+E50D(茶色)と比べるとかなり低音が強いのですが、これはこれでライブ感ある感じですし、電車の中で聴くには最適。
最終状態の図面も一応載せておきます。
