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プログラミングでメシが食えるか!?

カスタムIEMのリシェル

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しつこくカスタムIEMネタです。

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注文していたUltimate EarsのUE11Proが届きました・・・というのは嘘で、オークションで中古のUE11Proを入手しました。もちろん他人様の耳型で作られていますので、そのまま使うことはできません。

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さすがプロの製作は綺麗ですねぇ・・・。私の耳にはかなり小さく、相当頑張って耳に押しつけながら聴かないと低音が全く聞こえない状態でした。

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シェルは薄くてとても綺麗です。私が作ったものとはかなり違います・・・。

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高音用ドライバの出口は凝っていて、細いチューブがそのままではなく、途中からはチューブなしで開口部が広くなるようになっています。

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2010年以降のUEのカスタムIEM仕様のコネクターです。しっかり刺さり、ねじったりしても丈夫そうですが、頻繁に着脱するのにはかなり固い感じです。もともとUEのカスタムIEMはプロミュージシャンが大勢使っているものですので、ケーブルを交換して遊ぶより、プロの現場での信頼性が大事でしょうからね。

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さて、このままでは使えませんので、リシェルします。もちろん自分で。このために5個安いものを自作して練習したようなものですので(?)。それにしても耳の大きさが全く違いますねぇ・・・。

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フェースは再利用したいので、割らずにカットして外しました。

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コネクタや抵抗・コンデンサのあたりは慎重にリューターに細いビットをつけて切り取り、後はニッパーでバキバキ割って分解し、ドライバを取り出します。

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必要なものを取り出し終えた状態です。抵抗やコンデンサの値も分かりましたし、ドライバの型番も分かりましたが、公開するようなものではない気もするので、心の奥にしまっておきます。

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低音ドライバだけはちょっと予想外でしたので紹介してみると、3作目に使ったGK-31732の低音ドライバCIと同じものではないかと思います。中低音ドライバと高音ドライバはUE特注品番らしく、おそらくSONION製ではないかと思います。予想が合っていれば、低音だけKnowles製という感じでしょう。部品代だけなら大した値段ではないのですが、UEにオーダーすると高いですからねぇ。もっとも、一つずつ手作りですから、人件費を考えればごく当たり前の金額だと思いますが。

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コネクターはやっぱりMMCXにします。それ以外は元々の配線のまま使います。チューブも元のままで・・・

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と思ったら、シェルに組み込んだ状態で周波数特性を測定すると、片方だけ低音が出ませんでした。出ない方のチューブは分解時に結構強力に接着されていて、穴が空いていたかも知れないので、交換しました。もっとも、実際はチューブの問題というよりは、カナル部分の加工の問題だったみたいですが。いずれにしてもきちんと直してから先に進みます。

なお、この状態で耳に装着して音楽を聴いてみることができるので、少し音質を楽しんでおきました。

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何度やっても部屋はこんな雑然とした状態になってしまいますねぇ・・・。

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さて、ここからは音にはあまり関係しませんが、見た目も大事なのでこだわりたいフェースです。せっかくUEのロゴがあるので、リシェルしたものにも入れたいと思ってました。とはいえ、ロゴだけ取り出すのは失敗しそうな気がするのと、たまたま私が元々作りたかったフェースの色で入手できたので、フェースをそのまま使うことにしました。私のフェースの方がオリジナルより大きいので、ほぼ同じ色に調整したUVレジンで大きくします。

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カットせずに、そのままシェルにUVレジンで接着します。

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リューターを使って削って形を合わせました。難しい作業ではないのですが、粉だらけになるのが・・・

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UVレジンで全体をコーティングして、下手さや作業中についてしまった様々な問題をごまかしました。ロゴの位置が左右で合っていないのが残念ですが、まあ仕方ないということで・・・

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細かいところは本物に比べてイマイチなのですが、まあ、それなりの仕上がりと思うことにします。

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抵抗・コンデンサもできるだけ見えるようにしました。

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高音の出口はオリジナルを真似て、開口部は太くなるようにしました。

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まあ、写真で見る感じでは、そこそこ満足できる仕上がりでしょうか。。完成状態ではまだ残念ながら音は聴けていません。最後のコーティングが完全に固まるまでは指紋がついたりしやすいので。晴れていれば窓辺にしばらく置いておくとすぐに固まるのですが、残念ながら今日も雨模様。

完全に固まった後に周波数特性を測定して、音色の感想と共にまた紹介する予定です(だれも興味ないと思いますが・・・)。

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オリジナルのフェースを流用したわりには、意外と綺麗にできた感じですね。

もともと、カスタムIEMをオーダーしたいと春頃から小遣いを貯めていたのですが、その時に欲しかったのが、このUE11ProかUERRだったのでした。人生いろいろあり、結局そう簡単に貯まる見込みもなく、自作を始めましたが、たまたま運良く中古のUE11Proが手に入り、ようやく当初の念願がかなった感じです。正式にオーダーする場合の金額に比べれば、今まで5個作ったものや道具・材料を合わせても断然安いのと、カスタムIEM自作のノウハウが身についたので、この選択で良かったと思うことにします。

あとは、付属ケーブルのコネクターをMMCXに変更しておかないと・・・

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