書評:「そうだ、星を売ろう」
ブロガー仲間の永井さん12冊目?の著書、「そうだ、星を売ろう」を献本いただきました。ちょうど先週金曜日に集まりがあり、久しぶりにお目にかかっていろいろとお話しも伺えました。
永井さんお得意の、専門用語をあまり使わずにストーリーで読ませるタイプの本です。私も自分で「ドジっ娘リーダー奮闘記」の時にストーリーものを書いたことがありますが、結構大変なのです。あのときは共著の鈴木麻紀さんの力でおもしろさを出してもらいましたが、それでも大変でした。永井さんはもともと物語を書く才能があるのでしょうねぇ。今回もストーリーが面白すぎて、マーケティングなどの理解そっちのけで読み進めてしまいました。
例によって内容の要約はしませんので、是非実際に読んでみてください。
個人的には、ゼロからの立ち上げのあたりが自分自身のIT製遺品開発販売事業と重なって納得しながら読めました。サブタイトルの「売れない時代」の新しいビジネスモデル、とはちょっと違うかも知れませんが、当時は受託開発事業からなんとか脱却しなければと試行錯誤していたころでした。チャレンジには必ず反対勢力が表れるあたりも「そうそう!」と共感できました。
さらに、ちょうどIT製品開発販売事業が軌道に乗った(?)現在、次のステップをどうするかというあたりも参考になりました。
一番大変なのはやっぱり立ち上げの時だと思いますが、実は立ち上がってきた後もいろいろな問題が出てくるものですし、成功した後にも落とし穴はまだまだ待ち構えているものです。そんなビジネスでの流れがスイスイと読めてしまう本です。
時代は「ものづくり」から「コトづくり」へ
重みのある言葉ですね。
そんな永井さん自身も、マーケティング分野で新しいモデルにチャレンジしているまさに実践者でしょう!