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プログラミングでメシが食えるか!?

萬年筆研究会「WAGNER」へ

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今日は萬年筆研究会「WAGNER」が大宮で開催されました。今のところ自宅から一番近い会場ですので、午前中は娘との会話をしたりランチに行ったりした後、14時半頃から参加しました。最近は大宮会場は大賑わいだったのですが、今日はさいたまクリテリウムのためか(違うと思いますが・・・)参加者は少な目で、密度の濃い交流が楽しめました。

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私が顔を出すなり、「小俣さんが好きそうなのを持ってきた人がいたよ!」と読んでいただいた方に見せてもらったのが、上の2本。50年代のセルロイドの柄物(ストライエイテッド)で、特に真ん中のモンブラン146は私もずっと欲しいと思っているものなのですが、あまりにも高騰していて手が出ないものです。

一番上はゾネケン。モンブラン同様ドイツ製で同じ年代です。いやー、触れることができるだけでも幸せ!一番下は私の50年代モンブラン146です。真ん中のストライエイテッド146は残念ながら入手時に別のペン先が付いていたようで、今はペン先なしの状態でした。おそらく私の146のペン先がそのまま使えますが・・・

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さて、今日は空いていたので、久しぶりにペンクリニックもしてもらいました。万年筆に凝りはじめた頃にいじりすぎたペリカン100Nです。ペン先の調整方法を良くわかっていないのに、自己流でいろいろやり過ぎたらひどいことになっていたものです。まあ、ひどすぎる状態からは自分で復活させ、もちろん普通に使える状態にはしていたのですが・・・。

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調整士の方に目の前で調整していただくと、とても勉強になります。今日お願いした調整士の方はこのところいろいろお話しさせていただいている方で、ナイフマニアでもあり、そのあたりでも私は話しが合うのですが、ペン先調整も調整士の方それぞれで個性があり、砥石を使うあたりはさすがナイフマニア!

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私がひどい状態にしてしまったペン先をあっという間に見事に整形し直してくれました。

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書き味もバッチリ!

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さて、調整士の方はミニペントレーディングも大抵やっていて、実は3回前からこの万年筆を狙っていたのでした。

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ウォーターマンの万年筆です。金張りの渋い外観も良いのですが・・・

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ペン先が調整士の方こだわりの細字長刀研ぎなのです!これが絶妙な書き心地で気に入っていたのでした。

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唯一残念なのが、コンバーター式でコンバーターがプッシュ式なので私が好きなピストンタイプでないことです。

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ウォーターマンなので当然フランス製で、金の品位にうるさいフランスらしく、金張りでも小さな刻印が打たれていたりします。ペン先ももちろん18金。フランスでは18金異常でないと金と認めない?みたいです。万年筆のペン先としては14金の方が適しているとも言われていますが、フランス向けは18金。

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細字好きの私にとって絶妙な書き心地。

ということで、閉会までオタク話に花が咲き、楽しいひとときを過ごせました!

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