サイクリングで120km、2000mの登りって?
昨日はグランフォンド軽井沢に参加し、ブログにも写真などをたくさん載せてみましたが、さすがに疲れていてあまり文章を書く元気がなかったので、自分なりに感じたことを書いてみます。
グランフォンド軽井沢は浅間山のまわりを一周するコースで、山のまわりですのでアップダウンが繰り返しあり、登りを合計すると2000m以上あります。スタートとゴールは同じ場所なので下りも同じだけあります。浅間山を車で移動しながら眺めると、とてつもなく裾野が大きく広がっているので、一周するというのは大変そうだと見るだけでも感じます。車でも3時間以上かかるでしょう。
自転車で120kmを走る場合、平均時速20km/hでも6時間かかります。平地なら平均時速20km/hは簡単ですが、登りは急だと8km/hくらいでも疲れます。下りは何もしなくても60km/hを超えることもあります。6時間自転車に乗るというのは、サイクリングを趣味として楽しんでいる人以外だと想像も難しいかもしれませんね。
ロードバイクだと1日で100kmくらいはすぐに乗ることができるようになります。他の自転車とは別の乗り物というくらい、ロードバイクは快適に速く長距離を走ることができます。距離は慣れれば大したことではないのです。自転車だと500kmとかもっと長い距離を楽しむブルベというイベントもあります。ランニングもフルマラソンどころか100kmとかを走るウルトラマラソンもあります。まあ、そこまでは無理だとしても、サイクリングで100kmくらい、あるいはランニングでハーフマラソンくらいは、少しの練習でできるようになります。
さて、ロードバイクで辛いのは、登りと向かい風でしょう。どちらも、歩いたり走ったりする方が楽なくらいです。6%くらいまでの勾配はペースさえ落とせば登れると思いますが、7%くらいからかなり辛くなり、8%を超えると立ち漕ぎでないと進まない感じになり、10%以上になると、押して歩きたくなると思います。でも、登りも練習すると徐々に平気になり、ほとんどの人は、むしろ、登りたくなるのです。
白糸ハイランドウェイの登り:私のサイクリング仲間は皆さん白石峠とかで鍛えているので、スイスイ・・・
昨日のイベントでも、登りで辛そうな人はたくさん見かけました。さっさと自転車から降りて押して歩く人、頑張って登ろうとするけど進まずに転んでしまう人、なんとか登っていても、かなり辛そうな息づかいの人など、たくさんいました。しかし、冷静に見渡すと、女性でもスイスイ登っている人もたくさんいるのです。筋肉の有無とかではなく、登り方を知っているかどうかと、慣れているかどうかの違いが大きいのです。
バラキ湖の先の登り:道幅が狭くて急なところは蛇行もできませんので、立ち漕ぎ
自己流で楽な登り方を見つけるのは結構な時間が必要でしょう。私も本を読んだりしながら試行錯誤して、徐々に登れるようになりましたが、大きかったのは仲間の存在です。仲間達とそれぞれ工夫し合ったり、情報交換したりしながら、さらに張り合ったりして少しずつ限界が上がっていくものです。その過程も楽しいものですが、より短時間にマスターしたい人は、ショップなどが開催している練習会に参加したりすると良いと思います。ベテランのアドバイスはとても重要です。
菱野温泉への登り:100km近くアップダウンを繰り返してきて、「さらにこれかい!」って感じ。。
昨日は天気も最高で、山の景色も楽しめました。なんの準備もしないで参加して苦しいばかりという状態になるよりも、日頃から練習して楽しく走ることができる方が私は得だと思います。さらに、日頃の練習は体を鍛えたりダイエットにも役立ちます。サイクリングに限らず、様々なスポーツイベントが開催されていますので、それを励みに、日頃から体を動かして、楽しくダイエット&ストレス発散も良いものです。