頭を使う仕事は、時間をかければ良いというものではない
11日に客先訪問し、ProDHCPの機能拡張の検討を今月中に行い、目処を回答する、という約束をしてきたのですが、すでに一週間以上経ってしまいました。まだ目処はついていません。機能拡張といってもいろいろなレベルがありますが、今回の内容は、根本を覆すような影響度の大きいものです。
この一週間、何もしていなかったわけではないのですが、先週はリリースされた「Smart BigCache」がInteropで展示されたりでバタバタし、他に雑務も毎日それなりにあります。難しい検討なので集中できる時間が欲しいのですが、立場上、なかなかそうもいきません。。
さて、こんな状況でも私の場合、意外とケロッとしているのですが、基本的に「なるようになるさ」という開き直りと、「これは無理かな、と思っても大抵乗り越えてきた」というイメージがあるからです。検討するために頭を使うなら良いのですが、進まないことを悩むために頭を使うのは無駄です。それに、まだ契約したわけではないので、本当に無理なら断れないこともありませんし。。断るつもりはないですけどね。
さて、今日こそ進めるか、と思って出社したのですが、結局は、ProDHCPの販売関連の対応など、割り込みも多く、ようやく少し検討を始めてみれば、検討すべきところ以外で高速化できる部分に気がついてしまい、まずはそっちをやっておくかと、改良して動作確認をしたりしていたのでした。
物事は思い詰めると意外と行き詰まる気がします。他のことをやろうと思っているときに、実は以前気がつかなかったことに気がついて、あっさり他の問題を解決してしまったりするものです。そんな思いから私は、しばらく悩んで行き詰まったとたんに他のことを初めてみたりします。例えば、「そういえば会社で飲んでいるコーヒーの豆がなくなってきたので注文しておくか」とネットショッピングしたり・・・。
なんといういい加減な仕事の仕方か!?と思うかもしれませんが、時間をかければ進む仕事と違い、頭を使って生み出さないとならない仕事では、何時間も悩み続ければ良いというものではないと私は思っているのです。適当に気分転換したり、あるいは、寝不足気味で疲れていればとっとと帰宅して早く寝る方が解決に近づく可能性も高いわけです。こうやってブログを書いているのも気分転換になります。
「忙しい人ほど仕事ができる」というのと同じでしょう。暇で時間があるほど、実はなにもやる気にならないものです。やることがたくさんあったり、あるいはタイムリミットが近づいてくると、頭が覚醒するものです。
ということで、全然目処がついていなくても、本人はそんなに心配していないのですが・・・周りは嫌でしょうねぇ。全然進捗がなくて、ある日突然片付く、という感じのやり方になりますので。。