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プログラミングでメシが食えるか!?

「使いこなし」と「生み出す」仕事の好き嫌い

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今日は朝からある製品用にUSBブートLinuxを作ろうと試行錯誤していたのですが、やっぱり私はこういう「使いこなし」は苦手ですねぇ。

ソフトウエアを自作するときには、ハードウエアやOS、コンパイラの存在はもちろんありますが、基本的には自分のソースコードが全てです。自分で作るものは自分の頭の中で全体から詳細まで理解していますので、やりたいことを実現することはそれほど難しいことではありません。私の仕事のようなプログラミングで難しいのは「どう作るか」で、「使いこなし」ではないのです。

一方で、OSの起動の仕組みを変えたり最適化したり、あるいはソフトウエア開発でもミドルウエアやデータベースを活用したりするのは「使いこなし」という面が重要になってきます。私は昔からそれが苦手です。

これは学生時代の勉強と似ていると、ずっと私は感じていました。私は学生時代から公式を覚えたりするのは嫌いで、その場で何とかするタイプでした。残念ながらこのタイプは高校で躓きます。中学まではテストの最中に何とかできるのですが、高校以降は覚えていないと時間が足りなくなるのです。それで私は高校から落ちこぼれました(本当は単にやる気がなかっただけです)。まあ、それは冗談としても、人には生み出すのが好きな人と、使いこなすのが好きな人がいるのは間違いありません。

本当は、それぞれのタイプの人が協力して開発できると効率良く高品質なものができるのですが、残念なことに、皆忙しいのです。うーん・・・

まあ、USBブートLinuxくらい自分で何とかできるレベルですし、自分でやっておけば後で緊急事態の時にも自力で切り抜けられるので良いのですが、どうもこういう仕事は好きじゃないのですよねぇ。。

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