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プログラミングでメシが食えるか!?

困難な開発を乗り越える原動力

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今日は、1年以上試行錯誤を繰り返して開発を続けてきた共同開発製品の、高性能版の性能評価を行ってきました。高速化に関してはここに簡単に書いてあります。社内での確認では要求性能を超えていたのですが、高価な負荷試験装置で再確認し、問題なく目標を超えていることを確認できました。

製品の細かい内容は正式に発表となってからご紹介しようと思っていますが、この製品を開発しようと考えた時点では、機能要求を実現することが非常に難しく、性能は何とかなるだろう、という感じで考えていました。実際に機能要求を実現するのも大変だったのですが、それは1ヶ月程度(もっと短かった?)で目処がついたのです。パケットの処理に関してはこれまでもEthdelayシリーズをはじめとして様々な製品や特注品を作ってきたので、何とかなると思っていたのです。ところが、1Gbpsまでは簡単なのに、10Gbpsリンクとなると、実に様々な壁が立ちはだかりました。ほとんどはプログラム的な問題ではなく、OSやハードディスクなどを含めた問題でした。

途中、実環境に設置しての評価も行いましたが、その都度、問題にぶち当たり(もちろん、問題が出ても業務に可能な限り支障が出ないような仕組みも一緒に入れてます)、一時期は「もう製品化は無理か?」と関係者が考えていたくらいでした。私自身も鬱になりかけたくらいでした(自分で思うほどではなかったかもしれませんけど)。

実はこの製品の開発に関しては、弊社もパートナーさんも開発費用のやりとりなどは基本的に一切せずにやってきましたので、いつでも無理なら中断できないことはなかったのです。それでもなんでやめずに頑張ったか・・・

「パートナーの担当さんの顔を潰したくない」
「自分自身の意地」
「10Gbpsの経験・実績を積みたい」

ですね。特に、様々な議論を戦わせながら、問題を一緒に解決してきたり、問題が出てしまってお客さんにお詫びをしていただいたりした、パートナーの担当さんの顔は絶対に潰したくなかったのでした。

今日はその方と一緒に性能を確認しながら、ようやくこれで世の中に出せる気がしてきたと、ホッとしたところです。まだまだいろいろと調整は残っていますが、一番大きな性能問題の一つの解決策が見つかったことは本当にうれしい限りです。

開発の仕事をしていてうれしいのは、やはりこういう難題を乗り越えられたときでしょう。しかも、様々な関係者との複雑な背景も含めて、皆が喜べるような結果を出せたときにはいっそううれしいものです。私一人では無理だったこともたくさんありました。結局は人と人が関わり合うことによって、様々な困難を乗り越えていくものなのかもしれません。

まだまだビジネス的にはこれからですが、まずはホッと一息・・・。

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