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プログラミングでメシが食えるか!?

趣味のプログラミングと仕事でのプログラミングの違い

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趣味のプログラミングと仕事でのプログラミングの違いについて書いてみたいと思います。

仕事でのプログラミングは「対価をもらってプログラムを作る」ことです。受託開発でも製品開発でも同じことです。受託開発の方がそのイメージがつかみやすいと思いますが、製品開発でも同じです。給料をもらって開発をするのですから。

対価をもらってプログラミングをするということは、様々な責任が生じます。要求を満たすようにするのはもちろん、問題が起きたら調査できること・修正できることなど、当たり前のような気がしますが、それが仕事というものです。

技術開発系の仕事をしていると、この前提を忘れてしまうことが多い気がします。

こだわって開発するのは良いのですが、自分が楽しいところだけこだわって、全体としては対応できていないところがたくさんあったり、きちんとできているように見えて実は品質が悪かったり、問題が起きても対応できなかったり・・・

個人事業ならともかく、会社として仕事をしていると、問題が起きたときには会社として何とかしなければならなくなります。もちろん、担当した当人が対応するのが一番早くて確実でしょうけれど、それが無理なら別の人が何とかしなければなりません。ところが、必要な情報がまとまっていなかったり、ソースコードがこりすぎて解読不能だったりするととても困ってしまいます。

仕事とはいえ、もちろん楽しく前向きに取り組む方が良いものが出切ることが多いので、それは良いのですが、趣味と仕事の違いをしっかり理解できていないと大変なことになってしまうこともあるのです。

技術的に楽しそうな仕事を安請け負いするのも注意が必要です。やるという言葉を信じて待っていると、楽しそうなところはできているけれど、それ以外はボロボロ、ということもありますし、途中で投げ出されるなら最初からできないと言った方が良いくらいという場合もあります。

依頼する側の立場の場合には、これらのポイントを注意すると良いでしょう。また、受ける側の立場の場合には、責任持って対応できるかどうかをきちんと考えた上で引き受けるようにしましょう。やってみないとわからない仕事も開発仕事では多いものですが、その場合もきちんと意識合わせをしておくことが重要です。

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