年度初めにあたって
今日は年度初め。新卒の新入社員がいる年には入社式を行いますが、残念ながら今年は新入社員ゼロ。まあ、無理して取る気もないので、それ自体が問題でも何でもないのですが、イベントが一つないのは少し物足りないところですね。
普段通り、責任者を中心としたミーティングを行い、その後、個別のミーティングを行いました。その際に「実は今年になってから一度も飲み会を開催できていない」という感じの意見がメンバーからあり、「では、やるか!今でしょう!!」くらいの感じで、メンバー達と飲みに行きました。
1次会は居酒屋で、2次会はカラオケへ。カラオケでメンバー達の、腹から出ている素敵な歌声を聞くといつものことですが、「普段の発言・発表もこの声で!」と思うのですが、このところメンバー達はどんどん自分ならではの分野を中心に活躍しているので、「腹からの声」を十分活用できているのです。人は楽しんでいるときや、自信があるときには腹から実に良い声が出るものです。人それぞれ個性があるのですが、私たちのような素人ですと、やっぱり若い人たちはいい声を持っている人が多いものだと私は感じています。私などは中途半端に高い声の出し方とかは知っていますが、そんなものより、勢いのある若い人たちの声の方がやっぱり魅力的なんですよねぇ。
同じように、会社の今後をどうするか?とかいう話の時にも、私は基本的に事業を切り盛りした経験者の意見はあまり聞く気がしません。もちろん、とても参考になるお話しも多いとは思いますが、「既に一度その人自身が試した内容」を、私がトレースしたところで意味があるとは思えないからです。私は、今の私と、今のメンバー達の思いでいろいろチャレンジしたいのです。やりもしないうちから「それは駄目だから」「まずは体制を整えて」とかいう意見に従う気はないということです。
何をやるにも、失敗や試行錯誤こそ最大の経験になるものです。先輩達は気を利かせて、先輩達が経験した失敗をしないようにと話をしてくれるのですが、私としては「失敗を避けようと思う考えは安全・安定を選択してしまいがちで、それが正解とは限らない」と思っています。とくに当社のような中小企業では、多くの企業にとっての正解を選択することは命取りでもあるわけです。
なので、私は先輩達からいろいろなアドバイスをいただく際に、ほぼ黙って聞いています。先輩からすれば「経験もない青二才が・・・」と思うでしょうけれど、私は先輩達が経験したことの再トレースは絶対にしたくない選択だと思っていますので、むしろ先輩から聞いた話は選択から外そうと思いながら聞いているからです。
もちろん、会社経営は安定・安全というポイントも大事ですが、私は攻めの姿勢がなくなった時点で会社の進化は止まると思っています。細かく見れば守りの部分も大切ですが、全体として守りに入るようでは将来は見えてこないと思っているということです。荒削りでも、無謀でもいいのです。失敗を恐れず、やり遂げようという一人一人の思いこそが会社の宝なのです。
なので、社内で暗くミーティングをしているより、むしろ、飲みに行ったり、カラオケに行ったりして、皆の腹からの太い声を聞いている方が「これは行ける!」と思ったりするものなのです。
まあ、「バカだな」と思われようが何だろうが、私は愛すべきメンバー達と一緒に「今」という時代を戦っていることを誇りに思いながら、形にとらわれずに独自路線を進むつもりです。それが一緒にできるメンバー達だと思っています!
2014年度も、どれだけ皆と盛り上がれるか、楽しみでしょうがない感じです!!