決算&ボーナス支給日
今日は当社の決算日であり、冬季賞与支給日です。今期は全事業(IT製品・IT受託・ゴルフ練習場向けシステム・プリント基板設計)とも業績が良く、ボーナスは事業部ごとに分配ルールが違うのですが、基本的に満足な支給となったのではないでしょうか(満足するかどうかはメンバーによるため曖昧な表現ですが)。
決算という側面で考えると、仕入と売上の関係で、先に大口の仕入があることが多いゴルフ練習場向けシステム関連の影響で見かけ上変動はかなりあるのですが、業績が良いことにより安定した経営ができている状態です。
業績が良くなる背景は様々ですが、基本的に全ての結果には理由があるものです。私が考えているポイントは以下のものです。
・下請けから自分たち主導へ
ブログでも何度も書いていますが、IT関連は大手の下請けから自分たち主導に大きく舵を切りました。受託開発をなくしたわけではありません。受託でも自分たちのノウハウを活かし、元請けさんと仕事を作り出すような動きが中心になってきています。IT関連製品も様々な苦労の末、ネットワーク関連分野を中心に実績を積み上げてきました。ゴルフ練習場向けシステムはもともと自分たち主導でしたが、次に書くリストラによりレベルアップしました。
・リストラ
リストラというと首切りを想像しますが、そうではありません。ゴルフ練習場関連システムの事業は、会長による独創的なメカの開発力はピカイチだったのですが、ソフトウェア部分と、設置工事・サポートなどに様々な問題がありました。IT専属だった種田君にゴルフ練習場向けシステムにも携わるようにし(というより、ほぼそっちになってしまったくらいですが)、ソフトウェアのレベルアップはもちろん、プロジェクトとしての仕事の仕方をするように改革しました(まだ課題が残っているので終わってませんが)。それと同時に、メンバーから慕われている種田君をサポートすべく、ITメンバーも積極的にゴルフ練習場向けシステムに関わるようになり、4月からはITとゴルフ関連を統合して製品開発事業部として一体化しました。ゴルフ練習場さんへの提案でもソフトウェアのノウハウも十分に提案できるようになったため、受注の確度も段違いにUPしました。
・メンバーのレベルアップ
上記二点の方針転換により、仕事はどんどん増えたのですが、同時にメンバーの忙しさも殺人的になりました。自分たちだけではとてもこなせるボリュームではないということで、パートナーさんにも加わっていただき、各プロジェクトのマネージメントをきちんとこなすことで乗り越えてきました。メンバー一人一人がレベルアップし、従来から技術力はあったのですが、同時にマネージメント能力もアップしたことはこれからの大きな力となることでしょう。
・パートナーさんとの連携
開発面でのパートナーさんの役割も非常に大きかったのですが、販売面でも強力なパートナーシップがどんどん生まれてきました。何でもかんでも自分たちでやる、という考えから、それぞれの強みを活かし合う方向で考えることにより、自社だけではできない規模・内容に対応ができるようになりました。
これらの理由により、今期すばらしい業績が残せたのです。メンバー一人一人の行動が結果に結びついたことが何よりもうれしいことです。
さて、この先に向けての課題はもちろんまだまだ残っているのですが、一番大きなものが、「人材不足」です。それぞれの事業はどんどん育っているのですが、人が足りていません。とはいえ、いれば良いというものでもなく、必要なスキルがあり、やる気がある人でなければならないため、なかなか採用も簡単ではありません。
いずれにしても、仕事がなくてどうしよう?という状態から比べると、本当に良くここまで育ったな、という感じです。これからもどんどん挑戦を続け、お客さん、パートナーさんと一緒に良い仕事をしていきたいものです!