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プログラミングでメシが食えるか!?

労働者はクリエーターとサーバーの2種類に?

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今日は久しぶりに自社で仕事をしているのですが、部屋に置いてあった日経新聞になかなかインパクトのある記事があるのを目にとめました。

「今後の世界は2種類の労働者しかいなくなる。クリエーターとサーバー(奉仕者)だ」
・ネットとグローバル化は労働の価値を世界的にフラットにする。
・一握りの雇用の創造者とそれを支える大多数の奉仕者に働き手を分類する。

うーん・・・という感じでした。雇用の創造者と奉仕者という部分の解釈が難しいのですが、単に「経営者」と「社員」という意味ではなく、職を生み出す人と、生み出された職で働く人、という感じで、大多数の経営者も実は「生み出された職で働く人」に分類されるのかもしれません。

さらに、

「破壊的イノベーションは職を生み、効率的イノベーションは職を奪う」

とも書かれています。まあ、こちらは当然という感じでしょうか。

さて、私が何を考えて「うーん・・・」となったかというと、この数年で進めてきた「受託(下請け)から製品開発販売(提案型)への転換」と重ね合わせて考え、それがまさに「奉仕者から創造者へ」の方針転換だったのかな、と考えたからでした。

もちろん、下請けは全部「奉仕者」ということでもないと思います。下請けならではのノウハウを提供しているのであれば、単なる「奉仕」とは違うと思います。製品を作れば安心というわけでももちろんなく、創造的かどうかがポイントなのでしょう。

いずれにしても、「労働の価値は世界的にフラットになる」ということをしっかり受け止められるかどうかが、今後の大きなポイントなのではないかと感じたのでした。

当社が「創造的」かどうかは、なかなか自己採点が難しいところですが、私自身、「生み出すこと」にやり甲斐を感じていますし、それが今のビジネスにつながっていると実感しています。「何かお手伝いできることはありませんか?」ではなく、「我々ならこんな課題をこう解決できる」と示すようなビジネスを続けたい・広げたいと、より考えさせられた記事でした。

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