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プログラミングでメシが食えるか!?

人前でのスピーチは、明るく楽しそうに

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以前にも書いたのですが、当社では、毎週週初めには全社員集まっての朝礼を行っていて、そこでは全員が順番にスピーチをすることを続けています。基本的にはテーマが与えられ、日経新聞から記事を紹介する、とか、仕事で工夫していること、とか、共通のテーマに関して2〜3分程度のスピーチを行います。

目的は、

・人前でスピーチをする事に慣れる
・テーマを与えることで、調べたり考えたりするきっかけとする
・普段直接コミュニケーションが少ないメンバー同士で、何を考えているのかを共有する

という感じで、私個人としては、「人前でのスピーチの練習」という点が一番かな、と考えています。

人前でスピーチをすることは、慣れてしまえば何でもないという人も多いと思いますが、開発などの技術仕事を中心に取り組んでいるメンバーにとっては、意外と大変という人も多いようです。当社の場合は、新入社員の仕事として、事業部にかかってくる電話は率先して取る、ということや、製品の問い合わせ対応、製品デモ、あるいは、開発案件の打ち合わせなど、できるだけ技術系メンバーも社外の人と接する機会を増やすようにしてきましたので、それなりに会話には慣れているはずなのですが、それでも、大勢(というほどでもありませんが)を前にして、自分の考えを述べるのは、苦手という人も多いようです。

苦手なことは、逃げているといつまでたっても苦手なままなので、毎週の持ち回りスピーチでも、それなりに良い練習の場だと考えています。

私自身は、入社早々、CADシステムの開発担当となり、それまでは、社長が設計し、学生アルバイトが開発していたCADシステムを、正社員として担当した一人目でしたので、CADシステムのデモは全て私が担当させられました。4月に入社して6月の展示会に出展した際にも、基本的に技術的なデモや質問はほとんど私が対応したものです。おかげで内気で引っ込み思案だった私でも、お客さんとコミュニケーションを取ることは、何の抵抗感もない・・・というより、むしろ楽しいと感じられるようになったものです。

その後、出向や受託開発に方向転換した際にも、「技術的に詳しいのに、きちんと会話ができる人」として珍しがられ、すぐにたくさんのお声がけをいただけるようになったものでした。

人前でスピーチをするときの、とても大切なポイントの一つが、「明るく楽しそうに話すこと」だと思っています。やらされて嫌々話しているような状態では、聞いている方も嫌になるものです。仕事ですから、話せといわれれば、話すしかないわけで、どうせ話すなら、聞いてくれる人も明るく楽しくなれるような話し方をした方が、その場も良い雰囲気になりますし、自分の印象も良くなります。最初は緊張して引きつった顔で話してしまうものだと思いますが、何度も経験し、さらにその都度学べば、内容はともかく、明るく楽しそうに話すことくらいは、場慣れしてできるようになるものです。

そのうち、カラオケのマイクと同じで、「私に話しをさせて!」という気持ちになるものです(本当かな?)。まずは逃げずに前向きにチャレンジしてみるのがお勧めです!

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