外部記憶装置の性能評価
今日は朝からサーバールームで、外部記憶装置の性能評価をしていました。お客さんからの依頼で、SAN接続・NAS接続(NFS)での性能や安定性を評価するのを一緒に行って欲しいという内容です。
普段、SAN接続のハードディスク装置など、触れる機会もないので、私で良ければと、ご一緒することにし、事前にストレージ関連に詳しい知り合いの方に情報をいただいたり、自分で調べたりしておきました。
関係者のビジネスに関わることなので、詳細は書けないのですが、準備しておいたツールは、vdbench,bonne++,iometerです。いずれもオープンソースのものです。
外部記憶装置と接続するLinux機は、ベンダーさんに用意しておいていただき、ツールをインストールして評価しました。
ここで意外と手こずったのは、同じツールで、SAN接続・NAS接続・RAWデバイスの3種類の測定がなかなか上手く動かなかった点で、ツールを十分使いこなしていなかったのもあるのですが、実機でやってみると思わぬエラーが出たりして、調整に手間取りました。自分で作ったツールならすぐに対応できるのですけどねぇ。今回は相対的な評価だけでなく、絶対的な評価も考えたいとのことなので、一般的に使われているツールを選びました。
測定してみて意外だったのは、SANなら全て速いわけではない、ということでした。高価な装置ですので、NAS接続もキャッシュがかなり高性能らしく、テストパターンによってはSAN接続を超える性能が出るのです。また、ランダムアクセス時にはファイルの大きさによる違いがかなり大きな差になることもわかりました。
結局10時から20時までかかって、ようやくテストの方針も決められる状態になり、いくつか仕掛けて現場を後にしました。また明日、結果を見に行きます。
このような測定のプロでもないのですが、お声がけいただいたからには、それなりに役立たねばと頑張りましたが、意外とこういう仕事も良い経験になりますし、楽しいのですよねぇ!