なんでデータベースが嫌いになったのか・・・?
半分雑談のようなものです。。
今日はDB onlineオープニング記念パーティにお誘いいただいたので、これから参加するところなのですが、私はデータベースがそもそも嫌いなんです。最初は興味ないものに参加しても・・・と思ったのですが、まあ、逆に興味が無いものほど誘われたときくらいしか参加しないだろうと考え直し、何事も経験(?)と、参加することにしました。
そもそもなぜデータベースが嫌いになったのかを考えてみると・・・
私の場合、大学時代のアルバイトでプログラミングを始めました。最初からC言語でCADシステムを開発していましたので、趣味のプログラミングというのはあまり経験がなく、最初から仕事だったわけです。そのまま就職し、CADシステムの開発・販売を担当していました。CADシステムでは膨大なデータを効率良く管理することがとても大変でしたが、基本的に当時はスタンドアロンでしたので、データベースを使うという発想はなく、独自のデータ構造で全て自分で作っていました。
その後、CADシステム開発関連のお客さんから、ついでに生産管理システムも開発してほしいと依頼され、さすがにそういうものはデータベースかな、と思ったのですが、当時はフリーのデータベースなどなく、オラクルとかはとても高価で、お客さんが、まず予算をしっかり取るためにもプロトタイプを動かしてみて、それを会社側に見せて説得する、ということで、確か予算100万円で生産管理システムのプロトタイプを作りました。データベースは仕方ないので、自作です。リレーショナルデータベースも、SQLもよく知らなかったのですが、まあ、こんなものかな、と、本を読みながらそれらしいものを作りました(実際は少々勘違いがあったことはだいぶ後にわかりました)。
ちゃんと汎用的で、いろいろなものに使えそうな作りにしましたが、何しろ予算も期間もなかったので、検索の高速化はあまり考えずに作りました。
お客さんの方で動かし始めると、「これは便利じゃないか!」と言うことになり、これでオラクルでも買う予算が付くかと思ったら、「このままさらに拡張して使う!」と言うことになり・・・毎日どんどん生産データが増え続けるようなデータを管理し続け、実は15年近くたった今でも使っています。
検索の高速化は考えていなかったので、どんどんデータが増えると性能が劣化し、お客さんから「予算60万円で何とかして欲しい」と言われ・・・ハードを高性能なものに交換しました。ソフト側も少し工夫しましたが。。
さらに5年位すると、またまた性能が問題になり・・・今度は8万円くらいのサーバ機に入れ替えて、「目が覚めるほど高速になった!」とお客さんに喜んでもらいました。そんな感じの繰り返しで、今でも活躍してます。
その後、受託開発を始めると、当然データベースの仕事はたくさんあったのですが、どうも私は他人が作ったものを使いこなすというのが好きになれず(OSとかはそのまま使ってますけど)、基本的にあまり積極的にデータベースの仕事には手を出しませんでした。他のメンバーが好きだったり、そもそもデータベースはほとんどのソフトウェアエンジニアが扱えるので、困ったら周りの人に聞けば何とかなったということもあります。
結局その後はネットワーク関連に没頭し、データベースにはほとんど自分自身は関わらなくなったのでした。もちろん、社内にはデータベースが得意なメンバーが何人もいます。
社内で考えると、自作するのが好きなタイプと、使いこなすのが好きなタイプがいるようで、自作するのが好きなタイプはあまりデータベースを使いこなすことに関心がないような気がしています。
と、大したことない話でだいぶ長くなりましたが、そろそろパーティーに向かいます!