森島さんの「もし御社の公用語が英語になったら」を読んで
先日のオルタナブロガーミーティングで参加者全員(!)に献本いただいた、森島さんの「もし御社の公用語が英語になったら」を読みました。
英語嫌いの私としては、なかなか近づきたくない本ですが、内容はとても為になります。出だしは英語云々というより、国際化社会の話題と考えて読むと、英語嫌いでもスイスイ読めます。
その後、ビジネスとしての英語について丁寧に説明されています。さらに、フレームワークなどの仕事術、そして後半は英語の習得術や、どうすべきか、という感じです。
内容は読んでいただくのが一番ですので、要約は省略し、私の個人的な感想を書いてみます。
私は高校時代に、先生によっては英語の授業が全て英語のみ、ということがあったり、そもそも、父親は中学の英語教師であったりと、英語はそんなに遠い存在ではなかったのですが、5教科の中では一番嫌いでした。覚えるのが嫌いだったのが原因だと思います。考えるタイプの教科が好きで、覚えるタイプはどちらかというと嫌いでしたので。
英語に親しみを感じ始めたのは、高校から大学あたりで洋楽などを聞き始めた頃でしょう。LPを買うときには秋葉原まで出かけて、安い輸入盤を買うことが多かったので、そうすると、解説も歌詞も全部英語、でも、興味があることは苦にならないもので、意外と辞書を調べたりしたものです。
社会人になってからもあまり英語には縁がなかったのですが、個人的には1999年頃から海外ネットオークションを使うようになったり、海外のネットショップから直接取り寄せたりする際に、英語を使わざるを得なかったのですが、まあ、やってみれば何とかなるものでした。ITというかプログラミングの仕事をしていると、RFC(Request for Comments)を読んだり、英語の資料を見る機会は結構多く、まあ、それも何とかなるものです。
個人的に一番苦手なのは、やっぱり喋ることでしょうか。いやいや、聞くことも駄目ですが、単語を覚えていないので、リアルタイムな会話は苦手です。資料を読むのなら、辞書を引きながら読めばなんとかなるのですが。
英語教材を買ってみたりしたこともありましたが、やっぱり必要に迫られないとなかなかやる気がしないものです。。
さて、そんな私ですが、英語に本気で取り組むか?といえば、いまのところ、やっぱりあまり本気にはなれません。必要なのはわかっていますが、英語ができるのと、私の得意分野であるネットワークプログラミングのどちらを伸ばすか?と言われれば、やっぱりネットワークプログラミングを選ぶでしょうし、英語と社長業を並べても、やっぱりまず会社をしっかりしなければなりません。英語は得意な人に頼むこともできます。しかし、ネットワークプログラミングや社長業は頼めません。
まあ、そんな言い訳をしているから、いつまでたっても英語が上手くならないのですが、やらざるを得なくなったら何とかなると思いますし(あまい!?)、少しでも準備をしなければと、この本のようなもので刺激を受けながら、取り組まねばと思っています。いずれにしても、国際化社会は避けては通れないものですから、まずはこの本を読んで、どうすべきかを考える良いきっかけをもらえることは間違いありません。