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プログラミングでメシが食えるか!?

「ザッポス伝説」読書中!

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オルタナブロガー仲間の本荘さんからいただいた、「ザッポス伝説」を読んでいるところです。まだ途中なのですが、すでに相当、感動・同意していると同時に、「自分たちもがんばらねば、できるはず!」という元気が出てきています。

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リンクエクスチェンジでの金銭的成功と組織的失敗、そしてザッポスへの傾倒と、若いトニー・シェイが短期間で多くの経験をしながら学んでいく様子を読むことは、幅広い年齢・立場の人たちにとって何物にも代え難いほどのヒントがたくさんもらえることだと思います。

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私自身がとても共感できているのが、「まず社員を幸せにする」という点です。幸せというのは、お金がたくさんもらえることではありません。仕事にやりがいを感じ、仕事から喜びをえて、自分の仕事、仲間、会社を愛せる状態だと思います。満足して仕事をしている人からのサービスが良いのは当たり前です。やる気なく、とっとと済ませようという人のサービスは受けたくありません。

私の会社では3つの事業を行っていますが、私が立ち上げ、ずっと関わってきたIT事業部は、立ち上げ直後の、あまりにもひどい業績の中、いつかは見返してやろうと、メンバー同士が自分たちの技術力を信じて反骨精神でがんばり、大きな仕事の一部に参加できるチャンスで道が開け、発展してきました。その後受託開発がこの先厳しくなるだろうということと、せっかくの高い技術力で表でられない出ない歯がゆさから向かったのが、製品開発販売で、こちらは立ち上げた当時を考えれば立派になったものの、まだまだ事業として一人前にはほど遠い状態です。

利益を追い求めすぎてしまうと、儲け優先で顧客へのサービスがなおざりになり、結局顧客が離れていき、悪い評判が流れてしまうものです。事業が立ち上がってくるとそういう状態になりやすいと感じています。しかし、自分たちの忙しさと、顧客の思いは全く別ですから、忙しかろうと何だろうとより良いサービスをしていかなければ発展できないわけです。それを支えられるかどうかは、メンバー一人一人の思いなんだと感じています。

今の情報化社会では、顧客満足による口コミこそ最大の力であることは間違いありません。顧客は買い先や依頼先をたくさんの情報からいくらでも選べる時代です。一つ一つの顧客にきめ細かいサービスを提供するためには、メンバー一人一人が心を込めた対応をするしか方法がありません。つまり、メンバーが仕事を愛していないとできないということです。

まだ途中ですが、そんなことを考えながら、読み進めているところです。早速昨晩のうちに全社員宛にメールで「読むように!」と流しておきました。今朝には早速一人のメンバーから「アマゾンでポチッとしました!」と返事がきました。休日でもこうやって反応があることがとても頼もしく、そういうメンバーたちはきっと仕事を前向きに愛して取り組んでくれているんだな、とうれしく思います。全員がそういう状態になれれば、誰がどの顧客の対応をしても、きっと満足してもらえるはずです。

もう一つ、仲間についても良い表現がありました。ビジネス目当ての仲間は長続きしない、というような表現だったと思いますが、本当の仲間は見返りを求める関係ではなく、長期的に支え合える関係だ、ということです。私は自分のことや会社のこともこうやってブログになんでも書いてしまっているように、仕事で知り合った方にもどんどん話してしまいます。仕事のことだけでなく、趣味や家族のこと、人生のことなど、様々な話をしますので、しばらく仕事が途絶えた方とでも、いつでもメールしたり電話したりして、会いましょうとお願いすれば快く話をしてくれる「仲間」がたくさんいます。もちろん、仕事で困っているときには相談もしますが、それだけのためのお付き合いだとは考えていません。若い頃に辛い仕事でご一緒したお客さんとは、当時を思い出しながら、お互い成長したね、とそれぞれの発展を喜び合ったり、あるいはお子さんはもう大学生ですね、とか、子供には本を読ませることが大切と教わったり、そういう仲間がたくさんいることが、私の何よりの宝だと思っています。

ザッポスのような会社がどんどん出てきたら、当社も本当に苦しくなってしまうと思いますが、まあ、それはそれで良い関係がもっとたくさん広がることでしょうから、遠慮なくお勧めします。この本は読まないと損です!


さて、話は変わり、川越では正月にはこんな飾りつけをします。
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松飾り、と呼んでいるようですが。多くの家の玄関辺りに飾られます。大掃除も大体終わりましたし、大晦日から正月にかけて、両親と妹家族との宴のプランも大体決まりましたし、大体年末にやるべきことも片付いてきた感じです!

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薔薇はますます綺麗に開いてきました。ニコンおもしろレンズ工房:ぐぐっとマクロで撮影。

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ニコンおもしろレンズ工房:ふわっとソフトで撮影。

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OMズイコーマクロ50mmF2絞り開放。やっぱりこのレンズが一番良いかな・・・

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