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プログラミングでメシが食えるか!?

D・カーネギー:「人を動かす」その4

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カーネギーの「人を動かす」の紹介その4です。4章目には「人を変える九原則」が書かれています。リーダーとしてメンバーを指導する場合などに役立ちます。

人を変えようと思うと、説教をイメージしますが、変われと言ってもまず変わりません。むしろ反発されることになるでしょう。自分が指導される立場で考えれば当たり前のことなのですが、指導する側にたつとすっかり忘れて説教をはじめてしまうものです。

本書に書かれているのは、「まずほめる」「遠回しに注意を与える」「自分の過ちを話す」「命令をしない」「顔をつぶさない」「わずかなことでもほめる」「期待をかける」「激励する」「喜んで協力させる」という感じなのですが、要するに「自ら変わろうと思ってもらう」ことだと思います。

社内でこの「人を動かす」と、「道は開ける」「話し方入門」はある程度まとめて購入し、読むように勧めています。すでに数名の読み始めたメンバーが「かなり影響を受けました」と、感想を言ってくれています。私が直接指導したり、他の本を読むように言っても、まず素直に受け入れてくれなかったようなメンバーも、カーネギーの本はすんなりと読み進められ、心に響いているようです。それは、これらの本が、カーネギーの主張を書いたものではなく、カーネギーが実体験をした人たちの話を紹介してくれているから、受け入れやすいのだと思います。前述した「遠回しに注意を与える」「自分の過ちを話す」のあたりと同じポイントですね。

「人を動かす」について、4回簡単に紹介しましたが、まず最初はこの本がお勧めです。良好な人間関係を築くためのコツがたくさん書かれていますし、3冊の中で一番誰もが身近な話題だと思います。

「道は開ける」は、一言で言えば、「悩むことをやめよう」という感じでしょうか。

「話し方入門」は、タイトルの通り、話し方のポイントが書かれています。

いずれもビジネス・人間関係など、人生全般に広く役立つことばかりであると同時に、読むことによって心が洗われる感じを受けると思います。お勧めです!

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