ギターアンプを買い換えた!
趣味ネタです。
突然ですが、ギターアンプを買い換えました。Blues Junior Lacquer Tweed Relicを手放し、STAR NOVA-110をGETしました。
いわゆる、ブティックアンプの1つで、Point to Pointのハンドワイヤリングで作られています。定価は結構高いのですが、たまたま手放したアンプとほぼ同じ値段で中古を見つけました。
非常にシンプルなアンプです。ヘッドホン端子とラインアウト端子がありますが、ヘッドホン端子につないでもスピーカーから音が出ます。ヘッドホンだけ鳴らしたい場合はスピーカー端子にダミーロードなどをつながないと駄目なので、あまり使い道はないですね。
早速掃除がてら、分解しています。真空管は12AX7(ECC83)が2本と6V6です。12AX7は一番左のインプットジャックを使う場合に2本使い、真ん中のジャックを使う場合は1本で、2本使うとオーバードライブが良くかかる、という仕組みです。残念ながら整流管は使ってません。
プリント基板を使わず、Point to Pointで配線されています。オーディオの真空管アンプを作ったりしたことがある人ならよくわかりますが、Point to Point配線は結構手間がかかります。が、音はいいと言われていて、後で部品交換などはやりやすいのもメリットですね。
6V6はエレハモ、12AX7はJJです。
スピーカーは、なんと!アルニコマグネットの、JENSEN BlueBell P10Rです!!
このアンプを選んだ理由は、Blues Juniorをオークションに出品したところ、NOVA-110と交換しませんか?と問い合わせをいただき、その方のブログをたまたま見つけて情報交換したところ、この手の小型チューブアンプの中では結構歪む方という情報をいただき、結局その方もやっぱり手放すのは惜しいということになったのですが、それから動画などを調べてみたところ、なかなか良さそうなのでGETしてみました。Blues Juniorで気に入らなかったのは、大きくて重たいのと、あまり歪まないことで、最近スタジオでMarshallのアンプを使って気に入っていて、Marshall的な歪み方のものが欲しかったのでした。でもMarshallのチューブアンプはさらに大きくて重たいので、小さいのを探していたのです。
さて、Blues Junior発送直前に動作確認を兼ねて比較してみました。時間が余りなかったので、下手くそなのですが音の違いは分かると思います。ついでに手持ちのトランジスタアンプ、Marshall MG15CDRも一緒に比較です。こうやって3台並べるとNOVAの小ささがよくわかります。スピーカーユニットは左から、12インチ、10インチ、8インチなのです。重さは、14.1Kg、9Kg、7.2Kgです。
さて、まずは歪んだ音です。ギターはMusicman AXISです。
ツマミはこんな感じです。なお、MG15CDRはクリップ用のダイオードを交換しているので、オリジナルの音ではありません。Blues JuniorはブーストスイッチもONにしてフルボリュームですが歪みはまろやかですね。NOVA-110はINPUT1につないでいます。MG15CDRはもちろんオーバードライブの方で、FDD(Frequency Dpendent Danmping)もONにしてます。リバーブは全てOFFで、録音後に軽くかけました。
つぎに、クリーントーンも。ギターはMOONのストラト。EMGピックアップです。
歪みの量はアンプの違いが大きいのですが、音色は意外とスピーカーユニットによるところも大きく、なかなか比較は難しいのですが、まあ、個人的には良く歪むのと、軽くて小さいのと、作りが丁寧な点で気に入りました!意外とMG15CDRがいい音なんですよね。FDDがパワー・アンプとラウドスピーカー間のインピーダンスの関係を、シミュレートする回路だそうで(?)、まあ要するにチューブアンプっぽさを出してくれているのです。これをOFFにするとペラペラの音になります。オリジナル状態ではクリッピング用に発光ダイオードが使われているのですが、粗すぎる歪みが気に入らず、たまたま秋葉原で見つけたゲルマニウムダイオードに交換して少しまろやかにしています。でも、やっぱり本物のチューブで鳴っているというのが精神的な満足感なのですよね!同じくらいの大きさでチューブアンプを楽しめるNOVA-110は良いです!リバーブがないのが唯一残念な点ですねぇ・・・。