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プログラミングでメシが食えるか!?

マイセールス事件〜ドジっ娘リーダー奮闘記から〜

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昨日発売になった「ドジっ娘リーダー奮闘記」には書籍限定コンテンツが入ってまして、発売になるまではその話題を書けなかったのですが、もう大丈夫なのでその辺を少し書いてみます。

番外編の2つ目に、「やかちゃんマイセールス事件」というのがあります。多少アレンジされていますが、これは私の若い頃の実話がベースになっています(他の話も多かれ少なかれ実話がほとんどですが)。本の内容は実物を読んでいただくとして、実話の方を・・・

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私は入社してしばらくは、CADシステムの開発販売を担当してました。ところが業績も思わしくないということで、他の仕事もやれということになりました。当時の社長から、「出向の仕事を紹介してもらったので、若手を連れて行ってきてくれ」と指示を受け、私ともう一人で、派遣元の会社に行きました。

オブジェクト指向開発に加われる人材を探している、ということだったのですが、オブジェクト指向は多少本で読んだくらいで、良くわからなかったこともあり、これまでやってきたCADシステムの開発の技術的な難しさなどをひたすら私がアピールしました。もう一人はほとんどひと言も喋ってなかったと思います。

会社に戻ってみると、社長から「小俣君だけ来て欲しいと言われたよ」と。。ありゃりゃ、メンバーを売り込まなければならないのに自分を売り込んでしまった・・・ということで、まあ、仕方ないので、私だけ出向に行きました。

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リーダーは業績に対する責任もありますから、なんとしても商談をものにしたいと思うのは当然です。しかし、リーダーが熱いプレゼンをすると、お客さんはリーダーの印象しか残らないのです。それではメンバーが育ちませんし、リーダーがその仕事から抜けられなくなります。

こんな経験の後、私はできるだけメンバーにプレゼンをさせるようにしてきました。私は雑談で場を和ませたりする程度で、商談そのものはメンバーに任せるのです。お客さんはメンバーを覚えてくれますし、メンバーを頼ってくれるようになります。メンバーはますますやる気になりますし、リーダーは他のこともできるようになります。

今では、製品関連のプレゼンは、ごく一部の私が以前作ったものなどを除き、全てメンバーがやってくれます。プレゼン自体も経験を積んであっという間にうまくなりました。そして彼らが後輩に同じようにプレゼンやお客さん対応を任せて、どんどんできる人が増えている状態です。

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そんな当社メンバーたちが社員紹介でたっぷり登場しているページができました。

社員紹介:http://www.ncad.co.jp/contents/company/employee.html

採用向け社員紹介:http://www.ncad.co.jp/contents/recruit/employee.html

皆、いい顔してます!

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さて、「任せる」というのは、「メンバーを信用していないとできないでしょ?」と聞かれますが、私はむしろ、「毎回任せてきたからメンバーを信用できる」と考えています。信用するより任せる方が先だという意味です。信用できないから細かいところまで上司が首を突っ込んで、あれこれ指図していてはいつまでたってもメンバーは育ちません。

リーダーが指図して「やらせて」いたのでは、リーダーの能力分の成果しか得られないでしょう。しかし、「任せて」いけば、一人一人が考えて行動するので、リーダーの能力をはるかに超えた成果が生まれる可能性もあるのです。

ドジっ娘リーダー奮闘記で言いたかったことの一つが、「任せる」ことの大切さです!

竹内さんの「リーダーはどうあるべきか?」も是非ご覧ください。

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なお、やかちゃんマイセールス事件では、開発工程:基本設計・詳細設計・コーディング・単体テスト・結合テスト・総合テストという流れを知らなかったことや、設計書の書き方も知らなかったことも書かれていますが、これらも、私自身の実話です。学生時代の専攻はIT関連ではありませんでしたし、社内でCADシステムの開発をしていただけなので、業界常識を知らなかったのです。

でも、技術力はメンバー共々高かったおかげで、業界常識は元請けさんから丁寧に教えてもらい、その代わり高性能で高品質なプログラムを提供して事なきを得た、という感じでした。。

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Dojipop
イラストレーターの本橋さんがPOPを作ってくれました!
そのうち、書店に登場するかも!?

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