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プログラミングでメシが食えるか!?

読書:三国志

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中学生の子供が「歴史が嫌い」と言うので、レッドクリフを一緒に見たところ、興味を示したので、それなら三国志を読むと良いよ、と、文庫本を8冊まとめて買いました。

三国志は様々なバリエーションがあり、どれにするかと悩んだのですが、吉川英治氏のものが高評価でしたので、それにしました。とりあえず一緒に話ができるように、まず読書スピードの早い私が1巻を読み、子供に渡そうと考えたのですが、文庫本とは言えかなり内容も濃く、1巻は8時間ほどかかって、朝の5時まで読んで読了しました。もちろん読んでいて楽しかったので、子供に渡すかどうかに関係なく、どんどん読んでしまったのですが。

先日LBI仲間であり、オルタナ仲間でもある小堀さんと飲んでいた時に、赤兎馬という焼酎を頼んでいたので、「赤兎馬って三国志ですよね?ちょうど読んでまして・・・」と文庫本を鞄から出したところ「奇遇ですね!」と小堀さんも吉川英治氏の三国志を鞄から取り出し、盛り上がったのでした。

現時点で5巻まで読み終えました。すでに赤壁の戦いは過ぎたのですが、映画レッドクリフトは実はかなり違いますね。まあ、元々三国志演義がベースなので、それぞれ独自の演出があって当然とも言えますが。人によって好みは違うのでどちらが良いとか悪いではなく、それぞれ面白いと考えるべきでしょう。

昔、文化放送で「さだまさしのセイ・ヤング」というラジオ番組があり、さだまさしファンだった私は結構欠かさず聞いていたのですが、さださんは中国が好きで、長江という映画を撮影したくらいなのですが、ラジオ番組では三国志をさださんが毎週少しずつ朗読(?)してくれていました。おかげで大体内容は知っていたのですが、こういう歴史物は読む年代によって感じ方が違うものです。当時と今とでは全く感じるところが違い、昔は誰が強いとか弱いとか、買った負けたに関心がありましたが、今は人の生き様や人間関係、策略などが面白いと感じます。

さて、小堀さんから「ところで小俣さんは誰が好きですか?」と言われて悩みました。無難なところでは人格者の劉備とも言えますが、煮え切らないのは少し私の好みではなく、かといって曹操の用にムラが大きいのもいまいちですし、孫建もいまいち。いがいと孫尚香が良いかな、とか・・・

いずれにしても、歴史小説は真実かどうかはともかく、様々な気付きを与えてくれます。下手なリーダー論を読むより価値があるとも言えるでしょう。

読書の秋、歴史から人生のヒントを得てみるのも一興ではないでしょうか。

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