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プログラミングでメシが食えるか!?

WIDEプロジェクト拡大報告会

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今日は午前中、ゴルフ練習場経営の社長さんを訪問し、当社が手がけた練習場の状況確認と今後の打ち合わせをさせていただきました。練習場経営という私のような畑違いの素人が想像しても難しい経営を切り抜けてきた方だけに、一言一言の重みが感じられ、とても勉強になりました。最も印象に残っているのは、「どれだけコンピューターが発達しても、まだまだ人と人の関係が大切だ。今のメールなどでは本当の意思疎通はできない。」ということです。営業の基本でもあり、技術者も忘れてはならないことです。

さて、その後WIDEプロジェクトの拡大報告会・懇親会に参加しました。WIDEプロジェクトは年に2回報告会を開催していますが、秋は新たにスポンサーあるいは研究者として加わりたいような方に対してのアピールの場でもあり、公にできないような深い内容は少ない反面、間口を広くしてWIDEを知ってもらう場として開催されています。私も昨年この報告会に故itojunこと萩野純一郎さんに誘われて参加したのがWIDEとのきっかけでした。それから1年、積極的に取り組むつもりがなかなか仕事も忙しく、やや欲求不満状態でもあるのですが、多くの方とコミュニケーションができたことがせめてもの救いです。今日も懇親会では、インターネット業界で著名な方々とお話しをし、刺激を受けると共にまだまだやりたいことがたっぷりあると感じたところでした。

そんななかで、当社メンバーが立ち上げたワーキング・グループに関して話をした際に、相手の方は「NCADのメンバーたちは仕事で忙しい中、積極的に取り組んでくれてとても良い。」と仰っていただいたのですが、私としては「取り組みは仕事の関係もあり中途半端でまだまだできるはずと思っていますが、WIDEの著名な方々から指摘を受けるとすぐに方針を変えたりするのが不満。」と愚痴をこぼしたところ、「それは学生も同じ。期待が高いからいろいろと指摘をしているのに、それでしぼんでしまう人が多い。」と仰ってました。自分でやると決めたら、他人の意見を参考にするのはもちろん大切ですが、そう簡単に方針を曲げてはならないものです。まずはある程度の形・あるいは成果にたどり着くまで進まないと、結局何もかも中途半端で残るものは何もないことになります。物事は積み重ねが大切ですから、例え最高レベルのものでなくても、ある一定の成果を残さなければ積み上がりません。完璧を目指して周囲の意見に振り回されていては、いつまで経っても形になりません。信念を貫く気持ちはとても大切なのです。

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