5年後の自分を描く
今日は午前中の会議など以外は比較的落ち着いていて、机の脇に積んであった未開封の日経コンピューターを読んでみました。増刊号で、「道」5年後の自分を描く、というタイトルがついています。
内容としては、25,35,45,55才を例として、業界で活躍している人へのインタビューなどが中心です。
現代は先行き不安と言われていますが、5年後に向けて明るい展望をしている人はどのくらいいるでしょうか。
私自身が考えている年齢と状態は、20代で様々な経験を積み、30代で自分の目指すものを見極め、40代でそれを実現する、という感じです。まだ40代なので50代はこうあるべき、と人に言える立場ではないのですが、自分自身ではもちろんいろいろと考えています。
私の場合、20代はひたすら下積みでした。CADの開発・販売を任されましたが、閉鎖的な業界で、若い私では歯が立たず、社内では業績の悪さを責められ、今に見ていろ、という思いで歯ぎしりしてました。出向に出たり、他がやらないような質の悪い仕事をしたり、今思い出しても20代には戻りたくないというくらいです。しかし、お客さんへのプレゼンテーションをやらされたり、事業の責任を負ったりした経験は、その後にとても大きな影響を与えたと思っています。30代でようやく受託開発で成功しはじめ、試行錯誤しながらも黒字を出し続けました。自分自身はネットワークプログラミングに特化し、著書を1年に1冊くらいのペースで書いたり、プライベートでもマンション・一戸建てを買い、子供にも恵まれました。40代で社長になり、自分の目標であった製品開発販売を信頼できるメンバーたちに任せることで実現しつつあり、まだまだ難題はたくさんありますが、進むべき道は見えていると考えています。
事業計画を立てる際などに、5年後はどうだ?と考えることが多いものですが、ドッグイヤー、マウスイヤーのIT業界では2年程度で区切るくらいの気持ちでないと追いつきません。そんな中で5年後の自分自身を思うことはなかなか難しいと思いますが、だらだらと生活してしまうとあっという間に10年経ちます。目標意識と、一つ一つ片付ける気持ちを常に持ち続けるかどうかで、その人の人生は大きく変わることでしょう。